Logicool Gの新型光学式マウス「G502 Tunable Gaming Mouse」が5月16日に発売

　本日（2014年4月8日），Logitech Internationalの日本法人であるロジクールは，ゲーマー向け周辺機器ブランド「Logitech G」（日本では「Logicool G」）の新作ワイヤードマウス「G502 Proteus Core Tunable Gaming Mouse」（国内製品名：G502 チューナブルゲーミングマウス，以下 G502）を，2014年5月16日に発売すると発表した。直販価格は6980円（税別）となっている。
　Logitech G（Logicool G）の始祖ともいえる「MX510 Performance Optical Mouse」以来，“G5”系のマウスは，丸みを帯びた独特の形状を共通して採用してきた。それは，従来製品「G500s Laser Gaming Mouse」（以下，G500s）でも変わらなかったのが，G502で，ついに外観が大きく変わったのと，“G5”系では初めて光学センサーを搭載してきたのが最大のポイントだ。


　その外観には見覚えがある人もいるだろう。そう，左右非対称形状を採用し，左右メインボタンがマウス先端までを覆って鋭く突き出ている点や，左サイドにスカートが大きく広がるように突き出ているシルエットは，2013年8月27日に国内発表された「G602 Wireless Gaming Mouse」（以下，G602）によく似ているのだ。ロジクールによると，G502とG602は同一世代に属するモデルということなので，“Gxx2世代”では，このメカメカしい意匠を共通して採用しているという可能性もありそうである。

G502の左側面（左）と右側面（右）。左右両側面の滑り止め部分には，iPhone 5s＆5用ゲームパッド「PowerShell Controller＋Battery」で使われていたのと似たような模様が刻まれていた

　ボタン構成は，左右メインとチルト＆センタークリック機能付きスクロールホイール，ホイール手前の2個に加えて，左メイン脇に2個，左サイド3個の計12個となっている。左メインボタン脇に2ボタン，左サイドに3ボタンというのはG500sと同じなので，この点はひょっとすると，G500sからの移行を踏まえたデザインなのかもしれない。

左の写真でホイールの奥，右の写真でホイールの右に見えるボタンが，［スクロールモード変換］ボタン。スクロールホイールを回したときの感度を2段階で切り替えられるようになっている。ゲーム中は感度を低くして“誤爆”を防ぎ，デスクトップでは高くして高速にスクロールさせる，といったことができるようだ

　ちなみに，スクロールホイールのすぐ手前にある［スクロールモード変換］ボタン以外の全11ボタンは，従来同様，同社のゲーマー向け周辺機器用設定ソフト「Logitech Gaming Software」（国内では，Logicool ゲーミングソフトウェア）から割り当てをカスタマイズできる。ボタン割り当てはプロファイルとしてG502に内蔵されたフラッシュメモリへ3つまで保存可能だ。

　光学センサーは，Logitechが「Delta Zero」と呼ぶモデル。G602や「G400s Optical Gaming Mouse」（以下，G400s）で搭載されるのと同じ名前だが，トラッキング速度と最大加速度は，G602が順に80IPS，20G，G400sが順に70〜140IPS，25Gのところ，G502では300IPS（≒7.62m/s），40Gと，大きく引き上げられている。また，実用性はともかく，トラッキング解像度も200〜12000DPIの範囲で変更できるようになった。

重さ3.6gの錘を5個まで装着できる。中央の3個は配置すると六角形を描く

　マウス底面に錘（おもり）を装着できる機能は，先代のG500sゆずりの特徴である。ただし，錘はブーメランのような独特の形状となった。
　センサーを囲む位置に3個を取り付けると，六角形を描くというギミックは従来の「Weight Cartridge」（ウェイトカートリッジ）より洗練された印象だ。“G5系”としては，重量調整機能は外せなかったということなのだろう。

　伝統あるシリーズ直系らしくない，“尖った”デザインは賛否が分かれそうだが，非常に高い光学センサーのスペックに心引かれるゲーマーは多そうだ。要チェックの製品が登場したといえそうである。


●G502の主なスペック

• 基本仕様：光学センサー搭載ワイヤードタイプ
• ボタン数：12（左右メインボタン，チルト＆センタークリック機能付きスクロールホイール，ホイール手前×2，左メインボタン脇×2，左サイド×3）
• トラッキング速度：300IPS（≒7.62m/s）
• 最大加速度：40G
• 画像処理能力：未公開
• フレームレート：未公開
• DPI設定：200〜12000 DPI
• USBレポートレート（ポーリングレート）：最大1000Hz
• データ転送フォーマット：16bit
• 本体サイズ：75（W）×132（D）×40（H）mm
• 重量：168g（※ケーブル含む，ウェイトカートリッジ含まず）
• マウスソール：動摩擦係数 −μ（K）0.1，静止摩擦係数 −μ（S）0.15
• ケーブル長：1.9m
• そのほか：Logitech Gaming Software（Logicoolゲームソフトウェア）対応，スリープモードの有無は未公開
• 製品保証：3年間

G502 製品情報ページ

ゲーミングデバイス市場における世界のリーディングカンパニーLogitech Internationalの日本法人、株式会社ロジクール（本社：東京都港区、代表取締役社長：竹田芳浩）は、世界中のゲーミングファンから支持を集める「Logicool G」シリーズの新機種、「ロジクール G502 チューナブル ゲーミングマウス」（型番：G502、以下G502）を2014年5月16日（金）より、ロジクール
オンラインストアおよびロジクール製品取扱店で販売いたします。

　G502は、移動やジャンプなど、通常はキーボードを利用する操作などを自由に割り当てられる11個のプログラム可能なボタンと、高速操作時の精確性を一段と向上させることができるロジクール独自の技術「Delta Zero センサーテクノロジー」、マウス設置面に合わせた「センサーキャリブレーション機能」を搭載したゲーミングマウスで、どんな環境においても高いパフォーマンスを発揮できるように設計された高性能ゲーミングマウスです。さらにプレイスタイルに合わせて重さ（3.6gウェイトを最大5個搭載可能）とバランスをチューニングし、戦況や装備している武器に合わせて、ゲーム中に解像度（dpi）を200dpi〜12,000dpiまで簡単に切り替えることが可能です。

　またG502の特徴として、デュアルモードのスクロールホイール、3つのプロファイル保存が可能なオンボードメモリー、高耐久性の編み込みケーブル、超低摩擦フィートが備わっており、ゲーム中に操作の快適性をフルに味わっていただけます。

　デザイン性とユーザビリティを兼ね揃えたこのG502は、ゲーミングスタイルに合わせた思い通りのカスタマイズ性を求めるユーザーの方に満足いただける仕様になっており、ゲームに勝つことを追求したプレイを楽しんでいただくことができます。ぜひご期待くださいますようお願い申し上げます。

＊すべての機能をお使いいただくにはロジクール ゲーミングソフトウェアのインストールが必要です。

製品概要

製品名（日本語）	ロジクール G502 チューナブルゲーミングマウス
製品名(英語）	Logicool G502 Tunable Gaming Mouse
型番	G502
品番	910-004079
JANコード	4943765040224
価格	オープンプライス
ロジクールオンラインストア価格	6,980円（税抜） （2014年4月現在予定価格）
発売予定日	2014年5月16日
保証期間	3年間
マウス本体サイズ(横x奥行x高さ）	75 x 132 x 40mm
ケーブル長	190cm
マウス重量	168g（ケーブル含む/ウエイト無し）
カラー	ブラック
センサー能力	センサー方式	オプティカル
	解像度 dpi	200-12,000 dpi
	最大加速**	40G
	最大スピード**	300インチ（7.62m）/秒
感応性	USBデータフォーマット	16 bits/axis
	USBレポートレート	1,000レポート/秒
摩擦係数	動摩擦係数 -μ(K)***	0.1
	静止摩擦係数 -μ(S)***	0.15
総ボタン数(チルト機能含む)	11
耐久性	ボタン寿命****	2000万回クリック
	フィート****	250km
スクロールホイール	有（デュアルモードスクロールホイール）
チルト機能	有
対応ソフトウェア	Logicoolゲーミングソフトウェア （ロジクールのWebサイトからダウンロードが必要です）
対応OS	Windows 8.1/Windows 8/Windows 7/Windows Vista
付属品	ウエイト（3.6g×5）、ケース
接続I/F	USB

＊＊ロジクール G240 クロス ゲーミング マウスパッドによる
＊＊＊ベニヤ板上でのテストによる
＊＊＊＊使用環境・状況によって異なります