北米時間2018年11月15日,Razerは,10キーレスタイプの英語配列ワイヤードキーボード「
Razer BlackWidow Lite」(以下,BlackWidow Lite)を世界市場に向けて発売した。直販サイトにおける価格は
89.99ドル(税別,約1万100円)となっている。なお,Razerに確認したところ,
国内展開の可能性はあるとのことだが,発売時期や価格,日本語配列モデルの有無については明らかになっていない。
BlackWidow Lite。フローティングデザインを採用し,白色LEDイルミネーションを組み合わせた外観になっている
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アルミ合金製の天板上にキースイッチが並んでいるため,横方向から見るとオレンジ色をしたキースイッチの軸が見える
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Razerによると,BlackWidow Liteはゲーム用途だけでなくビジネス用途も視野に入れた製品とのことだ。「Cherry MX Brown」に近い打鍵感を持つRazer独自のメカニカルキースイッチ「Razer Orange switch」を採用しつつ,
かつてLogitech(日本ではロジクール)も採用していたことのある「ダンパーとして機能するO字型のゴムリング」をキーキャップに取り付けることで,ほぼ無音と言えるレベルにまで打鍵音を低減できているという。
BlackWidow Liteのイメージカット。コンパクトな10キーレスキーボードなので,ノートPCの「Razer Blade Stealth」と組み合わせた用途をアピールしている
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ビジネス用途も視野に入れたキーボードとはいえ,そこはRazerの作る製品だ。10キーまでのロールオーバーとAnti-Ghosting(アンチゴースト)に対応し,[Windows]キーや[Alt]+[Tab]キーの無効化機能,Razerの統合設定ソフトウェア「Synapse 3」を使った各キーのカスタマイズといったゲーマー向けキーボードでは定番の要素は漏らさず備えている。
レイアウトはオーソドックスな10キーレス英字配列キーボードそのまま。マクロキーやメディアコントロールボタンといった追加の操作系は搭載していない
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Razer BlackWidowシリーズの10キーレスモデルは最近だともっぱら英語配列モデルの展開が中心で,日本語配列モデルが出てくるかどうかは何とも言えないところだが,「シックな外観のRazer製キーボード」ということで惹かれる人は多いのではなかろうか。日本語配列モデルの国内発売を期待したいところだ。