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Razer,キー入力時の遅延を削減した新型10キーレスキーボード「BlackWidow TE Chroma V2」を直販サイトで発売
メカニカルキーボードシリーズであるRazer BlackWidowシリーズの改良版となるBlackWidow Chroma TE V2は,キーボード内部の信号処理を高速化して,キー入力時の遅延を減らす「Instant Trigger Technology」の採用が特徴だ。その詳細をRazerは明らかにしていないが,「キー入力後はすぐにPCへ信号を送信することで遅延をキャンセルする」といった文言から推測するに,「Logicool G」(日本以外ではLogitech G)のゲーマー向けキーボード「G413 Mechanical Gaming Keyboard」が採用した信号処理最適化技術「Keystroke Signal Processing」と似たような処理を,キーボード内部で行うことで,入力遅延を最小化しているのではないだろうか。
それ以外のポイントも簡単に見ていこう。
Razerは,2017年2月にフルキーボードタイプの「Razer BlackWidow Chroma V2」(以下,BlackWidow Chroma V2)を国内発売しているが,先述のInstant Trigger Technologyを除けば,BlackWidow TE Chroma V2の基本的な特徴もこれと同様である。
キースイッチには,従来から採用している「Razer Green switch」「Razer Orange switch」に加えて,高速な入力が可能という新スイッチ「Razer Yellow switch」を採用。各キーに,Razer Chroma対応のカラーLEDイルミネーション機能を内蔵している点も,BlackWidow Chroma V2と変わらない。
Razer Yellow switchによるスイッチ自体の高速化に加えて,Instant Trigger Technologyによる信号処理の高速化を導入したことで,入力遅延の短縮を突き詰めた製品であり,そのうえ国内市場で人気のある10キーレスモデルとなれば,国内でも注目を集める可能性は高そうだ。
RazerのBlackWidow TE Chroma V2 製品情報ページ(英語)
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