広範なOS＆GPUサポートは5か月ぶり。「ForceWare 175.16」公式最新版公開

　NVIDIAは，β版として公開していたグラフィックスドライバ「ForceWare 175.16」を，WHQL認定の公式最新版へと昇格させた。同社製のデスクトップPC向けGPUおよびグラフィックス機能統合型チップセットをサポートしており，具体的な対応GPU世代はWindows XP用がGeForce FX〜9，32/64bit版Windows Vista用がGeForce 6〜9となる。すぐに入手したい人は下のリンクから，ダウンロード方法を確認しながら進めたい人は4Gamerのドライバリンクページからどうぞ。

→Windows XP用ForceWare 175.16（74.8MB）
→32bit版Windows Vista用ForceWare 175.16（62.5MB）
→64bit版Windows Vista用ForceWare 175.16（77.5MB）

　リリースノートを見る限り，修正内容はβ版と同じ。そのため，ForceWare 175.16における主な修正点が気になる場合は2008年5月7日の記事を参照してほしい。すでにForceWare 175.16 Betaを導入済みなら，見送ってもかまわないだろう。

　ただ，搭載グラフィックスカードが発売されたばかりの「GeForce 9600 GSO」や，32/64bit版Windows Vistaと対応チップセットで実現する新機能「Hybrid SLI」など，最近のGPUやグラフィックス機能統合型チップセットがあまねくサポートされた公式最新版というのは，それだけで十分に価値がある。
　そもそも，同じ立ち位置の公式最新版は，2007年12月の「ForceWare 169.21」「ForceWare 169.25」以来，約5か月ぶり。もちろんRelease 170世代では初めてだ。Release 170世代で追加された新機能なども踏まえるに，β版ドライバや，特定GPU専用版ドライバの導入をあえて避けてきた人達にとっては，まさに待望のリリースといえそうである。

　というわけで，（ドライバの更新作業が自己責任となる点は注意が必要であるものの）該当するGPUやグラフィックス機能統合型チップセットを使っている人へはアップデートを勧めたい。ちなみに方法は「PCゲームのお作法」第10回や第12回で詳しく解説してあるので，「やり方が分からない」という人はそちらを参照してもらえれば幸いだ。