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Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
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印刷2008/12/04 14:47

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Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売

 Cooler Masterは,フルアルミのハイエンド向けPCケース「ATCS 840」を発表した。2008年12月12日に国内発売予定で,予想実売価格は3万3800円前後となっている。

ATCS 840。シルバー(型番:RC-840-SSN1-GP)とブラック(RC-840-KKN1-GP)の2モデルが用意される
画像集#001のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売


懐かしさと最新仕様が同居するATCS 840


 ATCS 840は,Cooler Masterのアルミケースとして一時代を築いた「ATC」シリーズの,最新作という位置付け。デザインは往年のATCシリーズを彷彿とさせるが,中身は今日(こんにち)的なPC事情に合わせて再設計された,ATX/ExtendedATX対応のフルタワーモデルとなる。

ATCS 840の内部構造イメージ
画像集#002のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売

GPU Air Ductの取り付けイメージ。拡張スロット部をすっぽりと覆うようになっている
画像集#003のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
 ハイエンド向けということで,必ずしもゲーマーのみがターゲットになっているわけではないが,ゲーム用途を前提としたときに注目したいのは,「GPU Air Duct」(※国内では「VGAエアーダクト」)と呼ばれる,外付けのエアダクトだ。2スロット仕様のグラフィックスカードから“外”へ排気される熱はPCケース背面にこもりやすい――とくにマルチGPU環境では顕著になる――が,これを強制的にPCケースの遠くへと追いやるためのものである。
 GPU Air Ductに取り付ける120mm角ファンは別売りなので,冷却能力は搭載するファンの回転数にも左右されるが,総じて,ハイエンドグラフィックスカードの熱を,アイドル時,高負荷時を問わず,3〜6℃低下させられるという。

画像集#004のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
 また,冷却能力を最適化する試みとしては,本体前面に1基,上面に2基の230mm角ファン,背面に120mm角ファン×1を標準搭載しており,さらに底面吸気用の120mm角ファン×1と,HDD冷却補助用の120mm角ファン×2を搭載できる点が挙げられる。上面の230mm角ファンは,120mm角ファン×2サイズの液冷用ラジエータに付け替えることも可能だ。
 マザーボードトレイが引き出し可能であると同時に,トレイの一部に“窓”が開いており,トレイを引き出さずとも,バックプレートを利用して固定するタイプのCPUクーラーを付け替えられるのも,大きな特徴といえるだろう。Core i7プラットフォームに対応しているため,Core i7用の大きな(CPUクーラーの)バックプレートも付け替えられる。

画像集#005のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売 画像集#006のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売

 フルアルミのフルタワーPCケースということでさすがに値段は高めだが,どこか懐かしいCooler Masterらしさと,冷却性能を重視したデザインは,ハイエンド指向のゲーマーにとって,注目に足る一台となりそうだ。


「史上最高の電源ユニット」と,静音電源ユニットも登場


画像集#007のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
UCP900W。海外ではさらに大きな容量のモデルもあるが,国内ではハイエンドとして定格900Wモデルが投入されることになる
画像集#008のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
Silent Proシリーズ。共通の外観を採用する
画像集#009のサムネイル/Cooler Master,シンプルな外観のハイエンドフルアルミPCケース「ATCS 840」などを発表。12月12日発売
着脱式のフラットケーブルを採用するのも,Silent Proシリーズの特徴だ。PCケース内のエアフローをよくする効果があるとのこと
 なお,Cooler Masterは,同じく12月12日に,同社の電源ユニットシリーズ最上位に位置づけられる定格900Wモデル「UCP 900W」(型番:RS-900-AAAA3-JP)と,静音指向の定格700Wおよび600Wモデル「Silent Pro M700」(型番:RS-700-AMBA-D3-JP),「Silent Pro M600」(RS-600-AMBA-D3-JP)も発売予定だ。予想実売価格は順に,2万9800円前後2万2800円前後1万9800円前後。

 UCP 900Wは,PCI Express外部給電ケーブルとして6ピン×4,8ピン×2を装備する,NVIDIA SLI認証モデル(※ATI CrossFireXもサポート)だ。8ピンのCPU用電源ケーブルも2系統用意することで,Intelのウルトラハイエンドデスクトッププラットフォーム「Skulltrail」にも対応する。
 また,日本メーカー製のコンデンサを採用することなどにより,北米の独立認証機関「80 PLUS」から,50%出力時に88%以上、20%および100%出力時に85%以上の電源変換効率を実現している製品にのみ与えられる「80 PLUS Silver」の認証を受けているのも大きな特徴。電源投入時の突入電流を抑制することで,電源ユニット本体をダメージから守る「ソフトスタート機能」も搭載する。
 「Cooler Master史上最高」と謳われることもあり,5年保証が用意されている。長く使える高品質電源を探しているのであれば,UCP 900Wは候補になりそうだ。

 一方のSilent Proシリーズは,最小時の動作音が20dBAを下回ると謳われる製品群である。80 PLUS認証を取得し,NVIDIA SLI認証を受けている本シリーズは,+12Vを1系統にまとめることで,安定した電源供給を提供するという。

●ATCS 840の主なスペック
  • 製品型番:RC-840-SSN1-GP(シルバー),RC-840-KKN1-GP(ブラック)
  • 搭載可能フォームファクタ:microATX,ATX,Extended-ATX
  • ドライブベイ数:HDDベイ×6,5インチベイ×6(一つは3.5インチと共用)
  • 搭載ファン:230mm角(前面×1,上面×2),120mm角(背面)
  • サイズ:243(W)×580(H)×630(D)mm
  • 重量:13.25kg
  • 電源ユニット:別売
  • 予想実売価格:3万3800円前後
  • 発売日:2008年12月12日

●UCP 900Wの主なスペック
  • 製品型番:RS-900-AAAA3-J
  • 電源容量:900W(定格)/1080W(最大)
  • 搭載ファンサイズ:120mm角
  • ファン回転数:800〜1500rpm(自動可変)
  • 最小ノイズレベル:非公開
  • サイズ:150(W)×190(D)×86(H)mm
  • 予想実売価格:2万9800円前後
  • 発売日:2008年12月12日

●Silent Pro M700の主なスペック
  • 製品型番:RS-700-AMBA-D3-JP
  • 電源容量:700W(定格)/840W(最大)
  • 搭載ファンサイズ:135mm角
  • ファン回転数:〜1200rpm(自動可変)
  • 最小ノイズレベル:16dBA
  • サイズ:150(W)×150(D)×86(H)mm
  • 予想実売価格:2万2800円前後
  • 発売日:2008年12月12日

●Silent Pro M600の主なスペック
  • 製品型番:RS-600-AMBA-D3-JP
  • 電源容量:600W(定格)/720W(最大)
  • 搭載ファンサイズ:135mm角
  • ファン回転数:〜1000rpm(自動可変)
  • 最小ノイズレベル:16dBA
  • サイズ:150(W)×150(D)×86(H)mm
  • 予想実売価格:1万9800円前後
  • 発売日:2008年12月12日
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