Creative，オムロン製メカニカルキースイッチ採用のゲーマー向けキーボードを予告。Logicool Gを意識？

　2016年11月16日，Creative Technology（以下，Creative）の日本法人であるクリエイティブメディアは，Sound BlasterXシリーズ初のスピーカー製品を発表したが，同社はその発表に先立って実施した事前発表会の場に，Sound BlasterXブランドのキーボード「Sound BlasterX Vanguard K08」（以下，Vauguard）とゲーマー向けマウス「Sound BlasterX Siege M04」（以下，Siege）も持ち込んでいた。

Vanguard

Siege

　クリエイティブメディアによれば，いずれも現時点では国内発売未定ながら，発売計画自体はあるとのこと。「ゆくゆくは（『Aurora Reactive Lighting System』で）スピーカーと同期させるなどしたい」（同社）という。

　現時点では最終スペックになっていないとのことで，不明な点も多いのだが，順に見ていこう。

カタログにあった，キースイッチの概要図。見る限りはRomer-Gキースイッチそのものである

　Vauguardは，オムロン スイッチアンドデバイス製のメカニカルキースイッチを採用するのが最大の特徴だ。英語版の製品カタログを見る限り，Logitech G（日本ではLogicool G）による「Romer-G」キースイッチの独占採用期間が終わったことを受けて，採用したのだと思われる。

　出力音量の調整を行うためのローラーを採用する点も含め，ぱっと見の印象はLogitech G/Logicool Gの「G910 Orion Spectrum RGB Gaming Keyboard」（型番：G910r）ととてもよく似ている。よく言えば「相当に研究した」といったところか。
　クリエイティブメディアによれば，当面は国内でも英語版で市場投入する予定とのこと。「英語104キー（＋本体左端のマクロキー5個）配列の“Romer-G”キーボード」と聞いて，食指が動く人はいそうだ。

　Siegeは右手用のワイヤードマウスで，搭載するセンサーは今日（こんにち）におけるハイスペックマウスの定番となっているPixArt Imaging製の「PMW3360」。天板部と一体ではない，独立した左右メインと，センタークリック機能付きスクロールホイール，ホイール手前のDPI順繰り変更用，左サイドの3個というボタン配置になっている。
　センサーは一線級だが，PMW3360搭載マウスが半ば飽和状態にある現状で，Siegeはどこまで食い込めるだろうか。

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