個人情報を外部に送信するAndroid向けアプリが見つかる。情報が大量に流出した可能性も

　複数のスマートフォン向けのアプリが，利用者の電話に登録されている名前やメールアドレス，電話番号といった個人情報を無断で外部のサーバーに送信していたことが明らかになった。

　これは，NHKニュース（電子版）が本日（2012年4月13日）に報じたもので，記事によると問題のアプリは「連打の達人theMovie」「桃太郎電鉄theMovie」など，まったく関係のない人気ゲームに“theMovie”の文字を付けたAndroid向けのアプリ。それ自体はタイトルにあるゲームの動画を見られる機能を持っているが，実際は上記のような個人情報を外部に送信するものだったとのこと。

　記事は，都内のセキュリティ会社「ネットエージェント」による調査をもとにしたものとされており，分かっているだけで16種類あるこれらのアプリは，現在，ダウンロードサイトからすべて削除されているが，インストールした人は最大で27万人にのぼり，場合によっては膨大な数の個人情報が流出した可能性があると見られている。
　もしもこれらのアプリをインストールしていた場合，すぐに削除するように記事では呼びかけている。