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アイレムの4月1日企画は,ファンタジー超大作「セミファイナリストファンタジア 〜暗黒女王の嘘泣き伝説〜」,ついに開発中止
中止理由としてアイレムは「大幅な開発費増加」を挙げており,ここまで費やした開発費を少しでも回収するためか,セミファイナリストファンタジアに関するすべての権利を売却する用意のあることも明らかになった。以下に,アイレムの告知を引用する。
1.アイレムが、あの「セミファイナリストファンタジア」事業をなんと売却!
アイレムは、全世界108億人が待ち焦がれる超大作ファンタジーMMMMUSO RPG「セミファイナリストファンタジア 〜暗黒女王の嘘泣き伝説〜」の大幅な開発費増加を受け、これ以上このゲームの開発を続けることが困難であると判断、なんと開発中止を決定した。
さらに、映画界最大の祭典であるアカンデー賞で歴代最多108部門を受賞した映画の「2345年までの映画化独占権」や、DVD累計販売枚数が10億800万枚を達成したアニメの「銀河系全域でのアニメ放映権」など、アイレムが保有するセミファイナリストファンタジアに関する全ての権利を第三者に売却する。
なお、アイレムはこれらの権利を売却するにあたり、ホームページにて、このセミファイナリストファンタジアの魅力やその爆発的な人気を余すところなく紹介している。
入札を希望する人は、まずはその常識では考えられない人気を確認してみよう。なお、入札には、セミファイナリストファンタジアに関する自身の考えや知識、さらには今後の事業プランなども問われ、簡単に入札できるわけではないようだ。
世界中の人々が愛して止まないセミファイナリストファンタジアを手にするのは一体誰だ?!
2.ゲーム発売を心待ちにしてくださっていた皆さまへ感謝とお詫びの気持ちを込めて、PlayStation Homeにて4月1日限定のオープンβテストを開催!
セミファイナリストファンタジアというタイトル名に聞き覚えのない人も多いと思うが,お疑いの向きはぜひアイレムの公式サイトをチェックしてほしい……なんてね。最初の一行で気がついた人も多いと思うが,もちろんこれはアイレム恒例のエイプリルフール企画で,セミファイナリストファンタジアの開発が中止されたわけではないので安心してほしいって,あ,違う違う。
アイレム公式サイト
とはいえ,二つめの項目は実はかなり本当の話で,謎の嘘くさいファンタジー超大作が「PlayStation Home」でプレイ可能になっているのだ。もちろん,4月1日限定。うーむ,今年のエイプリルフールも力が入っているなあ,もう。
ゲームシステムを説明するのもなんだと思うが,プレイヤーはエルフ,ドワーフ,半獣半人族,魚人など,11種類の種族のいずれかとなって「魔王ウソツッキン」を倒す大冒険へと出発する。300種類を超える武器や防具などが用意され,これらを駆使して行く手を阻むモンスターと戦っていくのだ。
旅の途中,さまざまな悩みや問題を抱えた人に出会うので,彼らに対して巧みにウソをつきながら世界を冒険していくという。なんでウソをつく必要があるのかよく分からないが,3月29日に掲載した記事中にある「思う存分ウソをつく心の準備」というのは,これのことだったのね。
セミファイナリストファンタジアの最大の特徴が「ウソツキ鼻ノビシステム」の搭載。これは,冒険中にウソをつくと鼻がどんどん伸びていくというもので,あんまり伸びると大変がことが起きるかも知れないという。なんだろう?
ゲームに登場する洞窟や街は,すべてPlayStation Homeの「アイレム広場」や「洞窟探険家が集う場所」などのラウンジを利用して作成されているとのことで,何度も繰り返して恐縮だが,気合い入りすぎ。
もう一つ本当の情報を付け加えると,アイレムは,PlayStation Homeに接続できない人や,そもそもPlayStation 3を持っていない人のために,東京池袋のヤマダ電機 LABI1池袋モバイルドリーム館の6階で,「さよならセミファイナリストファンタジア体験イベント」を開催する。こちらももちろん4月1日限定イベントだ。
プレイした人には,セミファイナリストファンタジアをデザインしたオリジナル缶バッジがプレゼントされるとのことなので,興味のある人はぜひどうぞ。缶バッチの数には限りがあり,なくなり次第プレゼントは終了となる。なんだかよく分からないが,スクリーンショットを見る限り,ちょっとそそられるセミファイナリストファンタジア。体験会に行こうと思っている人はお早めがラッキー。
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