2001/07/6
Text by 虎武須(Kobs)
0．簡単にはクリアできない恐怖のストーリー
クライブバーカーの手による恐怖の連続ストーリーを描いた「クライブバーカーズ・アンダイイング」（以下，アンダイイング）。基本的なゲームシステムがFPS（ファーストパーソンシューティング）ということもあって，戦闘ばかりで謎解きが少ないようなイメージがある。しかしアンダイイングでは，戦闘オンリーにならないような工夫が随所に設けられているのだ。ゲームスタート時に一応は難易度選択できるものの，謎についての難易度は比較的高めに固定されておりモンスターの強さにしか影響しないので，序盤から詰まってしまうこともある。
また本作は，エリアを小さく分割した構造をとっており，さらに必要のないエリアには進めないようになっている。つまり一本道のような構造をしているのだ。
この攻略では，変わり果てたコブナント兄妹の末娘"リズベス"を倒すまでの手順を追っていきたいと思う。
1．プロローグ
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パトリック・ギャロウェイがエレミア・コブナントの邸宅を訪れたところからゲームはスタートする。エレミアは，第一次世界大戦中にパトリックが所属していた部隊の指揮官で，また命の恩人でもある。 |
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雷鳴の轟くなか大邸宅の重い扉を開けると，ひとりのメイドが出迎えてくれる。彼女の案内で2階にあるエレミアの部屋に続く廊下まで進むと，突然アーロンの亡霊がパトリック目がけて襲いかかってくる。だが特にダメージはなく，突然のアクシデントに驚きつつエレミアの部屋に入ると，すでにやつれ果てたエレミアが待っていた。 |
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そしてエレミアからコブナント家に起こった奇妙な現象の解明を依頼されることとなる。 下の階から恐ろしい咆吼が聞こえたら，いよいよパトリックの探索が始まる。標準状態ではゲル’ジアバルの石を装備しているので，部屋を出る前にリボルバーに持ち替えておこう。 |
2．屋敷内の探索
探索開始からしばらくの間は，アンダイイングの雰囲気を掴んだりゲームの背景を捉えたりするための，いわば序章だと考えていいだろう。屋敷内には弾丸や治療薬，日記などのアイテムが落ちているので，行けるところはすべて周って取りこぼしがないようにしておこう。特に治療薬は欠かさずに拾っておきたい。屋敷内は，エレミアから聞かされた奇妙な現象がパトリックの訪問と同時に具現化されたようで，「咆吼するもの（Howler）」が多数徘徊している。探索中にはたくさんの"咆哮するもの"と戦わなければならなくなる。
"咆吼するもの"は移動が素早くて挙動も上下するのでターゲットしづらいが，初めての敵となるのでそれほど強くはない。ある程度距離が離れているうちに頭部に1撃撃ち込んでおけば，比較的倒しやすいだろう。初期装備のリボルバーは6発しか装填できないので，再充填にしばらく時間がかかることを忘れないように。落ち着いてしっかりとターゲットすることが重要だ。ちなみにデフォルトでは「Alt」キーで弾の装填ができる。
一通り屋敷内を探索してエレミアの部屋に戻ると，コブナント家の怪奇現象の発端となった出来事を聞かせてもらえる。一夜明け，昨晩エレミアから受け取ったスクロールが床に落ちているので，拾い上げて「霊弾投射」のスペルを得よう。「霊弾投射」は一種のエネルギー弾で実弾を必要としないのが魅力的。リボルバーと組み合わせれば，弾数を節約できるだろう。
ここから再び屋敷内の探索だ。荒らされたというリズベスの部屋に向かうと、使用人からいろいろと情報を聞ける。1階のキッチンにいるメイドから「東棟のカギ」を受け取った後，東棟のカイジンガーの部屋へと向かう。
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途中にある図書室ではアーロンのイベントが待っている。アーロンが本を探している場面だ。本を読み終えたアーロンが立ち去ったあと，本棚の上にある本を撃ち落せば入手できるだろう。 |
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東棟に入ってしばらく進むと，大きな礼拝堂にでる。ここには重要なアイテムが二つ落ちているので拾っておこう。一つは十字架の中央に置かれている「拡張の石」だ。これは任意のスペルのレベルアップをさせることができ，入手できる数が限られている貴重なアイテムだ。 |
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カイジンガーの部屋までたどり着いたら，この章はクリア目前。カイジンガーのベッドにある日記を拾ってから隣にある扉に触れると，扉が吹き飛んで異世界オネイロスへ接続される。 |
