●Round9
 イギリス:シルバーストーン
 5.139km,60laps
 (ライン取り図はミハエル・シューマッハ)
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クリックすると拡大します  F1の本場といえばヨーロッパだが,中でもイギリスは最もモータースポーツの盛んな国の一つ。マクラーレンやウィリアムズを始め多くのチームがイギリスを本拠地にしており,シルバーストーンはいわばホームコース。彼らにとって,ここでのレースが特別だというのは想像に難くない。
 シルバーストーンサーキットの特徴は,飛行場の跡地を利用して作られた超高速コースであること。滑走路をぐるりと取り囲んだ外周路が,そのままレースコースになっている。また天候が不安定で雨が多く,移り気な天気の女神を味方につけることができるかどうかも勝負を左右する要素。'98年のレースは一時豪雨になるという悪天候で,ミカ・ハッキネンはブリッジ・コーナー(図中BRIDGE)でスピン。なんとかコースに復帰するという場面があった。
 スタートして最初に飛び込むコプスコーナー(図中COPSE)は'97年に改修されて,6速のままどれだけスピードを落とさずにアクセルを踏んでいけるかという度胸勝負のコーナーになった。続くマゴッツ(図中MAGGOTTS)も6速全開でリズミカルに駆け抜けることが要求される高速S字コーナーだ。

クリックすると拡大します  最もスピードの乗ったところからハードブレーキングで飛び込むストウコーナー(図中STOWE)は,シルバーストーンの難所として知られる。ブリヂストンブリッジ(図中BRIDGE)を潜ると一転して低速コーナーが連続するインフィールドに入る。ここから最終コーナーのウッドコート(図中WOOD COTE)までは,メカニカルグリップが高くないとタイムを削れない。
 コース図はマニュアルに掲載されているものを流用したが,コースレイアウトが改修前の物のようで,コーナーの形や通過速度などゲーム中の物とだいぶ異なる部分がある。あまりにも違いすぎる部分は修正を加えているのでご了承いただきたい。

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