
F1グランプリ開催以来の歴史を持つイタリアグランプリ。その舞台となるのが,モンツァサーキットだ。地理的にはミラノの北東約12km,ミラノ中央駅から15分ほどのモンツァ王立公園内にある。イタリアのF1ファン

ティフォシ達

は,もちろんフェラーリの熱狂的なファンだ。その盛り上がりは世界を転戦するF1サーカスの中でも特別で,'98年のイタリアGPでフェラーリが10年ぶりの1−2フィニッシュをキメると,レース終了と同時にティフォシ達がコース内に乱入し,大騒ぎとなったほど。
コースの特徴は,全開全開また全開の高速コース。トップスピードはグランドスタンド前のストレートエンドで200mphオーバーにもなる。そしてダブルシケインとなっている
グッドイヤーシケイン(図中VARIANTE GOOD YEAR)を抜けると,
グランデカーブ(図中CURVA GRANDE)は再び全開。6速からフルブレーキングで
ロッジアシケイン(図中VARIANTE DELLA ROGGIA)に飛び込む。
アスカリシケイン(図中VARIANTE ASCARI)は,6速から2速まで一気に減速して再び4速まで加速するスリリングなポイントだ。ここの脱出速度は,全体のタイムにも響いてくる。そして最終
パラボリカコーナー(図中PARABOLICA)。ここで先行車にぴったり張り付き,グランドスタンド前のストレートでスリップストリームを使って抜くというのがパッシングのパターンの一つだ。
コースレイアウトもシンプルで覚えやすく,高速コースなので走っていて気持ちがよい。しかしアベレージスピードが高いということは,ブレーキングポイントがシビアであるということ。ちょっとタイミングを誤れば,簡単にコースアウトしてしまうリスクもある。