●Round13
 ベルギー:スパ・フランコルシャン
 6.968km,44laps
 (ライン取り図はミカ・ハッキネン)
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クリックすると拡大します  ドイツとフランスに挟まれたベルギーは,人口1000万人足らずの小さな国だ。全体に平地の多いベルギーだが,第二次世界大戦で激戦地となったアルデンヌ地方は,山深い森林地帯。スパ・フランコルシャンは,そんな山間にあるアップダウンに富んだ美しいサーキットだ。
 スタート直後のラ・ソース(図中LA SOURCE)はタイトなヘアピンカーブ。ここでいきなりレースを終えてしまうマシンも少なくない。ラ・ソースをクリアすると名物オー・ルージュ(図中EAU ROUGE)へと続く下り坂だ。6速180mphあたりまで加速し,オー・ルージュへ飛びこむ。6速キープで左,右,左とハンドルを切って攻めるにはタフな心臓が必要だ。ここは長い上り坂のケメルストレート(図中KEMMEL)へと繋がっているため,オー・ルージュの脱出速度がそのままタイムに大きく直結する。
 続いて,6速180mphオーバーからフルブレーキングでレ・コーム(図中LES COMBES)に飛び込む。ここはパッシングにも絶好のポイント。プーオンとレ・ファーニュ(図中POUHONとLES FAGNES)は複合コーナーなので,ライン取りが重要だ。ブランシモン(図中BLANCHIMONT)は6速全開で駆け抜けるゆるい左カーブ。空力バランスがキマっていないと攻められない。バスストップシケイン(図中BUS STOP CHICANE)への飛び込みもパッシングポイント。ここはタイヤを縁石に乗せて,めいっぱいコース幅を使って攻めよう。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します  スパウェザーといわれるほど天候が変わりやすいのも特徴の一つ。'88年土曜日の予選での雨の中,中島悟は2番手のタイムを叩き出し,以来「雨のナカジマ」と呼ばれるようになったのも,ここスパのエピソードだ。そして'98年も決勝は雨。視界ゼロというひどい状況の中,トップを独走中のシューマッハは,ペースダウンしていた周回遅れのクルサードに追突してリタイヤした。

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