
A1リンクのあるシュピールベルグ(Spielberg)は,周囲に牛を放牧している牧草地やトウモロコシ畑が隣接する,山あいの静かな村だ。それが毎年F1の行われる週末だけ,特別な賑わいを見せるのだ。コースにはオーストリア出身の2人のワールドチャンピオン,ニキラウダとヨッヘンリントの名前を付けられたコーナーがある。ちなみにゲルハルト・ベルガーもオーストリア出身だ。
下って上るホームストレートを抜けたら,6速から2速にシフトダウン。ほぼ直角に曲がる
カストロールコーナー(図中CASTROL CURVE)を,ミカ・ハッキネンはコース幅いっぱいゼブラゾーンまで使ってクリアする。そこからまた長い登りの直線が続き,タイトな
レームスカーブへ(図中REMUS CURVE)。

このコースで最もスピードが乗るのは,レームスから
ゲッセルカーブ(図中GOSSER CURVE)へと向かう長い下り坂だ。ミカ・ハッキネンのマクラーレンはここでトップスピード177mphを記録する。ゲッセルから先は中高速コーナーが連続する。このサーキットを攻略するには,オールマイティーなマシンセッティングが求められるのだ。