アーサー王はいないのよ

Text by Makizo


 
第六話:リベンジ!

 笑っちゃうぐらいぼっこにされた前回のPvP。かなりヤル気がこじれましたが,とりあえず捨て置くことにしましょう。もっと人が増えてLvバランスが取れると,きっと全く違う面白さがあるに違いありません。というか,ないとやばいっしょ。

 オフィシャルのβTester BBS。ここは,日々Tester達のBug報告や,こんなんが欲しいよーとか,俺らのクラスをもっと強くせんかい! という感じの,巨大なワガママ掲示板。むろん,Spell Listなどの有用な情報もアップされる貴重な情報源だったりします。残念なことに,Tester以外はログイン不可になってしまっているので,入れない人はちょっくらやきもきする存在だったりもします。

 とりあえずそのPvPコーナーをボーッとのぞいていたら,あのぼっこ話(前回参照)のツリーがあったので,
「対戦可能Lv制限とかつけないと,すぐ死んでつまんない」
などという負け犬の遠吠えPostをかましつつ,ほかのツリーに目を通す。
 すると,

○月×日△時,15〜20Lv限定のPvPを行うぜ

 ってな書きこみを発見。
 おぉ,これぞ我らの求めし戦場! 再度我が剣と斧を振るうとき!!

■集結  

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 実はちょっと寝坊してみたり。
 例によって結構な距離を走り,到着したころには,すでに我らMidgard軍は拠点である城砦の占拠に成功していた。上の画像は,かなりのほほんと防衛中のMidgard軍勢。おいらもここに位置し,味方からBuffをもらったりしつつ敵を待つことにする。腕が鳴るぜ。

 !
 そのときだ,あやしげな光と共に二名のAibion野郎が城砦に接近してきた。うぉ早速かい! 素早く武器を抜き,攻撃をしかける,しかけたとき,しかければ,しかけたんだけど……。

 あれれ,全然あたりませんね? なぜだ,いかなる邪悪な加護が彼の者に。と,周りの人はなにもしてませんね? 軽く困惑。と,近くにいた人が教えてくれた。
「そいつらLv30ぐらいの敵のスパイ。今回のPvP Levelに該当しないから,攻撃しないでほっといていいよ」

 た,確かにLv15〜20という制限はあったなぁ。さすが,Aibion。敵ながら,

やることがせこい(笑

 ということで,こちらの動きはかなりのつつぬけっぷり。負けないぞ。おー。
 幸い数的有利はMidgardにあるらしい。ならば,この地理的優位さを最大限に利用することで優位に展開することが可能なはずだ。うむうむ,なかなかPvP,奥が深そうじゃん。

 実際,拠点にこもった我が軍はSpyをものともせず,その後数回に渡って敵の進行を阻止することに成功する。なにしろ,敵は待ち構える我らがCaster軍団の火力をかいくぐって接近する必要がある。同じようにぎりぎりの距離からCasterで対抗しようにも,城内からは無傷のHealerがBackupを行っている。これでは我らの戦力をそぐのは至難である。

 見たか,我らが CasterとHealer陣の力を!
 え,Tankは何してたかって?

全力で眺めてたよ

 近接戦闘前に火力で死んでたりするんだよね。一応,死にぞこないにとどめをさしたりとか,賑やかしとかも =D

■お暇なーらー  

 思ったより状況がのんびりしてきたので,偵察に出てみることに。いきなり遠くから火力を打たれたり,波乱万丈の戦いが待っているかなどと思ったけれど,特にそんなこともなく無事に敵集結地点を発見。と書くとエラそうだけど,ちょっと歩いたとこにいる凄く分かりやすいところにいましたよ。

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 この間にも多少の小競り合いが続くも,Tank的には今一つな展開。もちっと殴りたいなぁ,などとたわいのないことを考えてると,どうやらほかのTankも一緒だったらしい。
「こもってるだけじゃなくて,敵の陣地を蹴散らそうぜ!」 数名がそんなことを言い出す。確かにそっちのがワクワクするねぇ。
「そんな必要はないよ。ここさえ死守してれば絶対に俺らが勝つぜ」
っていう冷静な意見も出てくる。確かにそれが正論だよねぇ……。

■祭り  

 でも飽きた =D

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 なしくずしにチャージ! くらえ正義の鉄槌を!!

 30秒後。

Midgard ほどよく壊滅  おつー(笑

 

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