第三話:孵化
Lv5を迎えた冒険者は,サナギである初級クラスの衣を脱ぎ捨て,より巨大な力を求め上級クラスへと"変態"する。なかには"変態"する人もいちゃったりするだろうが,それはそれで暖かく見守っておこう =D
は,割愛(笑
いや,町の近場で適当にmobを狩ってればすぐなっちゃうし。
というわけで,早くも目的であるBerserkerへと進化したmakizo。Classも変わったことだし,そろそろParty組んで遊んでみたいねぇ。ネットRPGの肝だし。
左が,Grouping関係のボタン。Partyに入りたいときは,ここのLooking For Group(LFG)にチェックを入れる。逆にMemberを募集したいときはFindボタンをぽちっと押す。すると,右のウインドウが立ち上がる。ここに,Partyに入りたい人の一覧や,Memberを募集してるGroupのLeaderが表示されるのだ。これはいままでのネットワークRPGにはなかったぞ。かなり便利っぽいよね (^^ どのぐらい便利かっていうと,
これで誘われたことは一度もないぐらい
まぁ,まだβで人が少ない(60〜100人前後)ってこともあるんだろうけど。逆にこれ2000人とかログインしてて500人がLFGだったらどうするんだろうという素朴な疑問も湧いてくるぐらい便利だ(ホントにどうなるんだ?)。ぜひ,ClassやLvによる絞りこみサーチ機能をつけてほしいものだ。
今回は結局, /broadcast LV5 Berserker LFG という古来の技を使用して見事初のGroupをめっけたよ! ちなみにこの/broadcastってのを使用すると,Region内の全員にメッセージが届くのだ。EQでいう/shoutとか/oocと同じ感じ。
Lv5〜7の5人でGrouping。Tank/Caster/Healerと結構グッドなバランスだ。さてどこいこっか? まだ土地に不慣れなのでほかのMemberにいいキャンプスポットを聞いてみる。すると,Groupingを始めたLeaderっぽい人が
「いいCamp場所知ってるぜ,Tomtarを狩りにいこうじゃないか」
おぉ,さすがはLeader,心強いぜ。いこいこー。
案内に従い目的地へと移動する一行。ほかの人も初めてらしくて,皆どきどきしながらLeaderの後に続く。川を渡り,対岸へ。そのまま岸沿いに右へと回りこむ。しばらくの後,無事Camp場所に到着。
まずはBuff Up。
仲間がかけてくれる,Statusや戦闘能力を向上させてくれる魔法のこと。EQだと,それぞれ固有の制限時間があって,切れたらかけなおさなきゃいけないんだけど,DAoCのは一味違う。効果の強弱はLvと能力値によって決まるようで,Buff自体は一定のPointを持っていて,これを消費することでかけるわけだ。なんと,これは死ぬかLog Offするまで有効。
そう。かけなおす必要がないのよ。
ただ,Pointがなくなるとかけられないので,数十人でDragon戦とかやるときに一人が全員にBuffしたりはできない。かけたいBuffがある場合は,その人数にかけられるだけのBufferを用意しなきゃいけないってことだ。よく,EQのRaidにあるShamanやEnchanterにありがちなまじで勘弁してくださいっていう事件はないらしいよ♪
よし,準備完了。いつでもきやがれ!
た,隊長。
巡回型NPCの強襲によりとりあえず全滅したくさいです。
なかなか先行きに期待が持てる展開だ (^^;; とりあえず,各自先ほどの場所に再移動。
死ぬと,キャラクターはその場所で一旦幽霊になる。そのままほっといて制限時間となるか,/releaseと打ち込むかすると,bindしてある街で復活可能。このときItemとかお金は全て保持したままなんだけれど,Constituitionなるポイントが3pointほど減っちゃう。これを取り戻すには街にいる僧侶にお金を払わないといけないのだ。
死ぬとExpも当然減る。/releaseを行うと死亡地点にお墓が立つんだけど,そのお墓に向かって /pray ってかますと,失った経験値の一部をなぜか回復できる。彼岸にはお祈りにいきなさいっていう遠まわしな訓示を行うことで親御さんにナイスゲームをアピールしようという戦略なのか。あ,でも他人の墓に祈っても無駄って意味なのかも =D
左がお墓。右はHealerなどが使用可能な"Resurrection"で復活したもの。Resの場合は能力値の減少もなくてお得 (^^
さて,戻るたびに数名が二重遭難を起こし,もはや何キャンプなのかを完璧に見失った一行。いやぁ楽しいねぇ。
なんだかんだで一時間が経過……
ひょっとして,初手の場所選定から大誤りなのじゃないかという不信感が一同の間に漂い始める。もちろん心強いLeaderは除く。
さらにいくばくかの時が過ぎた後,どうにかこうにか準備が完了した。前回の教訓を生かしつつパトロールへの警戒も怠らない。よし,問題なし。稲妻の力を持ちしClass,Saneが,慎重に敵Campへと近づいていく。高まる緊張,いよいよだ。今までかなり愉快に失った経験値を取り戻すときがきた。 Tomtarよ,お前らの血は何色だ?
僕らの血は真っ赤でした
解散。
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