ゲームとは直接関係のないお話で申し訳ない。
このたびアメリカ空軍がIBMと協力し,IBM製スーパーコンピュータを使用して,地球を取り巻くように覆っている
宇宙のゴミを追跡するシステムを新たに完成させようとしているらしい。
ご存知かもしれないが,地球の周りにはネジとか宇宙船のかけらとか,壊れた人工衛星など無数のごみが回っている。
現在判明しているものだけでも9000個もあり,すでに監視体制には入っている。しかし把握しきれていないゴミはその何倍,何十倍にもなるといわれており,これらはスペースシャトルや衛星の打ち上げのときにロケットに衝突したり,人工衛星にぶつかって被害をもたらしたり,
使用済みの原子炉搭載衛星が地球上に落下してきて核汚染される危機すらありえたり,もはや見過ごすことのできないところまできている。そこでアメリカ空軍では,これら宇宙のゴミをさらに詳しく把握しようと今回の計画になったようだ。
さてここまで話を聞いて,ある程度の年齢層の人ならピンとくるものがないだろうか? そう,アメリカのテレビSFドラマ「謎の円盤UFO」やウルトラセブンの「地球防衛軍」が行っていた,地球防衛構想にそっくり! 宇宙から飛来してきた物体が,地球を丸ごとカバーしているレーダーによってキャッチされるや,迎撃すべくウルトラホークが発進する……そんなテレビや映画,ゲームの中の世界が,本腰入れて開発されているかと思うと,ちょっとうすら寒いものさえ感じてしまう。