Quake IIエンジンが建築の世界で活躍?! - 10/23 23:30


 直接ゲームとは関係のない話だが,なんとQuake IIのグラフィックスエンジンが建築デザインの世界で使用されて話題となっている。デザイン段階での建物をQuake IIエンジンで3Dモデリングし,デザイナー,設計者,クライアントは,そのコンピュータの仮想空間内に作られた建物の中を自由自在に歩き回ることで,建物の問題点や修正点などを事前に探り出そうという試みだ。
 この試みは,ケンブリッジ大学において建築と電子コミュニケーションを融合させるプロジェクトの一貫として行われているもの。プロジェクトリーダーのPaul Richens氏は,「建物をよく知る最高の方法は,実際にその中を歩き回ることだ。コンピューターゲームはこれを可能としてくれた」と語っている。「一般の人たちにとって,設計図などから建物をイメージするのは非常に難しいが,PCゲームのテクノロジーによって作り上げられた建物でなら,より多くの情報を得ることができる」とも語っている。
 たしかに,Quake IIエンジンで作成された建物の中をゲームのようにあちこち歩き回れば,実際の建設にとりかかる前に問題点の洗い直しなどが簡単にできるであろうことは想像に難くない。もちろん武器もトラップもないだろうし。
 詳細はBBCニュース(英語)で読むことができるので,興味のある人はどうぞ。



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