
ドイツの夏はゲームの夏……なのかどうかよく分からないが,今年もまたGames Convention 2008(以下,GC 2008)がドイツ東部の都市,ライプツィヒにやってくる。会場となるLeipzig messeには六つのエキジビションホールが建ち並び,それぞれが総床面積約2000平方mという広さを持つ。2007年には,そんな会場に約500社のメーカーが出展し,18万人以上の参加者が集まったという,ヨーロッパ最大のゲームイベントなのである。
地域別に見た場合,ヨーロッパのゲーム市場は世界第2位の規模を持ち,そのEU加盟国の中でドイツはイギリス,フランスに次いで第3位に位置する。だが,PCゲームに限っていえばドイツはアメリカに次ぐ世界第2位の規模のマーケットを持つPCゲーム大国であり,“PC&オンラインゲーム情報サイト”である4Gamerとしては注目せずにはいられない地域なのである。
ことに,世界最大を誇ったアメリカのゲームイベントであるE3が,E3 Media and Business Summitとして規模を縮小。そのために新作発表の場を失った中小のパブリッシャ/デベロッパがGCに注目していること。また日本を含む世界中のゲームメーカーが「北米,アジアに次ぐ第三の市場」としてヨーロッパに熱い視線を向けていることなどから,年々成長を続けるGCの価値はさらに高まっているのだ。
例年同様,4Gamerは取材班をドイツに送り込み,GC 2008と同時開催される開発者向けカンファレンス,「GCDC 2008」の話題を含めた数々のホットなニュースをお届けする。E3 Summitには姿を見せなかった話題作や,GC 2008に的を絞って発表されるPCゲームの新作など,いくつかの情報もすでに飛び込んでいるので,ぜひ楽しみにしてほしい。
[GC 2008#57]発売時期は遅れちゃったけど,「Tom Clancy’s H.A.W.X」は今こんな感じになっていた
7月に行われたE3 Media and Business Summit 2008に引き続き,このGames Convention 2008にも,コンバットフライトシミュレータ「Tom Clancy's H.A.W.X」が登場した。E3では放置気味のプレイアブル展示だったが,GCでは開発者によるプレゼンテーションが行われ,現代空中戦の目も彩なパノラマを思う存分堪能できた。インタフェースもよく分かるスクリーンショットとともに,その模様をお知らせしよう。
[GC 2008#56]北欧生まれのコンテンポラリーアート(?)なゲーム「Youropa」
Games Conventionで,デンマークの新興開発チームが制作中の「Youropa」が展示されていた。Onesidersという凶暴な種族に奪われた浮遊型の世界で,プレイヤーキャラクターが吸盤のついた足を生かしてパズルを解きながら進んでいくという古典的なゲームプレイ。しかし,そのアートワークはヨーロッパらしい現代風なイメージに仕上がっており,会場を歩いていると嫌でも目に付くゲームだ。
[GC 2008#55]前作から大きく進化したハック&スラッシュRPGの期待作「Sacred 2: Fallen Angel」
2004年にリリースされた「Sacred」は,ディアブロ似のアクションRPGとして,日本でも好評を博したタイトル。世界的には,ヨーロッパを中心に200万本の売り上げを記録している密かなビッグネームだが,そんなSacredの続編「Sacred 2: Fallen Angel」が,Deep SilverやDellのブースで大々的に展示されていた。
[GC 2008#54]オペフラのBohemia Interactiveが手がけるSF RTS「Carrier Command:Gaea Mission」
「オペレーション フラッシュポイント」のBohemia Interactiveが,「ArmA: Queen's Gambit」の開発を共に手がけたBlack Element Softwareと再び手を組み,20年前に発売された「Carrier Command」のリメイクを開始した。発売予定が2010年とかなり先になるが,その基礎情報をいち早くお伝えしよう。
[GC 2008#53]戦闘開始が目前に迫った「Warhammer Online: Age of Reckoning」の直撮りムービーを掲載
新世代MMORPGとして注目を集める「Warhammer Online: Age of Reckoning」が展示されていたのは,同作のヨーロッパにおける運営を担当するゲームパブリッシャGOAのブースだ。そこで流されていたプロモーションムービーとプレイムービーを掲載したので,興味がある人はチェックしてほしい。「War is Everywhere」という本作のメインテーマを感じられるような,大きな戦争の始まりを予感させる迫力あるムービーだ。
[GC 2008#52]ヨーロッパ向けに発表された,台湾産MMORPG「Runes of Magic」
すでにクローズドβに達している台湾産のMMORPG「Runes of Magic」が,EU圏での運営を担うFlogstar Interactiveのブースで公開されていた。クライアントの入手や基本プレイが無料となる本作は,ドイツ語,そして英語版の公開が予定されている。まだそれほど大きなスポットライトを浴びていない本作だが,一般会場のブースは小規模にもかかわらず大盛況で,成功への期待を十分に感じさせるものだった。
[GC 2008#51]がんばるロシアの1C Companyが贈るサバイバルホラー「Cryostasis」
今年のGCでは,毎年確実なプレゼンスを示すロシア/東欧勢の元気が今一つな雰囲気であった。そんな中,例年のようにいくつものゲームを持ち込んできたモスクワのパブリッシャ/デベロッパ,1C Company。彼らの一押しタイトルであるサバイバルホラーFPS「Cryostasis」の開発状況を簡単にレポートしてみよう。
[GC 2008#50]さらに緻密な街が作れるようになった都市建設シミュレーション「Imperium Romanum II」
都市建設シミュレーション「インペリアム ローマ 〜ローマ都市建国〜 日本語版」(原題 Imperium Romanum)の続編,「Imperium Romanum II」がKalypsの商談ブースで展示されていた。開発元であるHaemimont GamesのCEO自らが説明してくれた,本作の特徴をお伝えしよう。
[GC 2008#49]スチームパンク風アクションアドベンチャー,「Damnation」が一般公開
イギリスのパブリッシャCodemastersは,彼らの今年(2008年)の新作をGCを訪れたドイツの一般来場者に向けて片っ端から紹介していた。ここでは,その中から三人称視点のアクションアドベンチャー,「Damnation」を紹介しよう。本作は,南北戦争が終わらないまま20世紀を迎えたアメリカ西部を舞台としたスチームパンク風のタイトルなのだ。
[GC 2008#48]スウェーデン産の一人称視点アクション「Hellion」がGCで初発表
13世紀の中世ヨーロッパにおける史実とファンタジーをミックスさせたという,一人称視点のアクションゲーム「Hellion」のデモが,Games Conventionのビジネスセンターで公開されていた。独自開発のレンダリングエンジンも中々の性能で,真っ赤に燃え盛る家屋の,とくに煙の表現がこれまでに見たどんな作品よりもリアルで迫力満点。パブリッシャさえ見つかれば,かなり注目されるゲームになるかもしれない。
[GC 2008#47]ついにベールを脱いだ! 「Call of Duty:World at War」の続報は,太平洋戦線とはまったく雰囲気の違うソビエト・キャンペーン
「Call of Duty: World at War」の続報は,本作でフィーチャーされているもう一つのシナリオ,ソビエトによるドイツ侵攻のシングルプレイ用キャンペーンについてだ。日本兵と戦う太平洋戦線のキャンペーンに対して,こちらは祖国を傷つけられたことに対する復讐が描かれており,随分と異なる雰囲気の感じられるものだった。
[GC 2008#46]EA DICEの「Mirror’s Edge」は,エポックメイキングなゲームを目指して開発中
一人称視点で大都会を跳び回るEA DICEのアクションアドベンチャー,「Mirror's Edge」がGCにて出展された。プレス向けのプレゼンテーションのほかにも,ブースで一般の観客にプレイさせるというドイツ人も大喜びな内容で,うーん,やるなEA DICEという雰囲気。新しい情報は少なめだが,とりあえずプレゼンのダイジェストなどどうぞ。
[GC 2008#45]Futuremarkの開発するオンラインFPS「Shattered Horizon」が遂に正式発表へ!
ベンチマークアプリケーションで有名なFuturemarkが設立したばかりのゲームスタジオ,Futuremark Game Studiosが開発を手掛ける「Shattered Horizon」が,初めて正式にゲームイベントで公開された。同社らしいマニアックかつハイエンドなグラフィックスばかりでなく,そのゲーム性もかなりユニークなものになりそうだ。
[GC 2008#44]情報公開が進む「Operation Flashpoint 2:Dragon Rising」は,リアルさへのこだわりがスゴすぎ
開発開始の発表から幾星霜,情報があまりにも出てこないので「新たなDuke Nukemか」と言われていたようないないような「Operation Flashpoint 2」だったが,7月のE3以来,情報が次々に公開され始めている。GCでは,E3とほぼ同一内容ながら,一般の観客に向けての説明会が開催された。
[GC 2008#43]GCエクスクルーシブとして公開された「Project Origin」のムービー&スクリーンショットを掲載
赤い服の少女,アルマをめぐるホラーテイスト満載のFPS,「Project Origin」のスクリーンショット24点とムービー2本を掲載した。これはGCの開催に併せて公開されたもので,異形のクリーチャーや,二足歩行の戦闘機械,そして女性特殊部隊員など,気になる要素がいっぱいあって困ってしまうほどだ。早く発売されないかなあ。
[GC 2008#42]「Majesty 2」は,Paradoxの贈るファンタジー系王国建設シミュレーション
2000年にMicroproseがリリースした王国建設シミュレーションゲームに,ようやく続編が登場する。「Majesty 2: The Fantasy Kingdom Sim」は,その名のとおり中世風のファンタジー世界において王国を建設していくというシミュレーションゲームだ。プレイヤーはモンスターの侵攻を退けたり,市民の望みに応えたりしながら,大きな都市の建設を目指していく。
[GC 2008#41]熱中できそうなカードゲーム風RTS「BattleForge」の全貌がEAブースで明らかに
カードゲームに協力プレイの要素を加味したRTS「BattleForge」が,Electronic Artsのブースでプレイアブル出展されていた。本作は,ゲーム自体は無料だが,オンラインでデジタルカードを購入する必要があるという,いわゆるアイテム課金タイプのビジネスモデルが特徴だ。ゲーム自体はカラフルなグラフィックスで見た目が良く,なかなか楽しめそうな仕上がりになっている。
[GC 2008#40]MMORPG「Aion:The Tower of Eternity」の戦闘や飛行シーンが見られる直撮りプレイムービーをUp
NCsoftブースに展示されていた「Aion: The Tower of Eternity」のプレイムービーを掲載した。本作は,NCsoftが韓国で2008年内のサービス開始を予定しているMMORPG。ビジュアル的に分かりやすい特徴は,キャラクターが空を飛べることで,ムービーでも自由に飛び回る様子が確認できる。
[GC 2008#39]レゴだから許されるコミカルさがウリのアクションゲーム「LEGO Batman:The Video Game」
レゴブロックで作られたキャラクターが活躍するゲームシリーズ最新作,「LEGO Batman: The Video Game」がプレイアブル出展されていた。従来作は元になった映画をゲームで再現する趣向だったが,本作は完全オリジナルストーリーが展開。バットマンだけでなくジョーカーやペンギンといった悪役となって暴れることも可能なのだ。
[GC 2008#38]18年振りに復活! King’s Bounty:The Legendのプロモーションムービーを掲載
マイト&マジック ヒーローズシリーズの原型といわれる「King's Bounty」が18年の歳月を経て「King’s Bounty: The Legend」として生まれ変わる。基本的なストーリーラインは同じだが,進化しまくりのグラフィックスをムービーで確認だ。


























