「エバークエストII」用語解説

 

タンク(Tank)

グループにおける役割の一つ,叩かれ役。敵を挑発して引きつけることで,防御力の低いほかのメンバーが攻撃されるのを防ぐ。

 

 

ヒーラー(Healer)

グループにおける役割の一つ,回復役。回復魔法などを使って味方の命を守り,グループがより長時間,戦えるようにする。

 

 

ダメージディーラー(Damage Dealer)

グループにおける役割の一つ,攻撃役。高い攻撃能力を活かして敵にダメージを与える。防御能力がタンクより低い点に注意。

 

 

クラウドコントローラー(Crowd Controller)

グループにおける役割の一つ,補助魔法役。クラウドはここでは大群,群衆の意。催眠魔法や足止め魔法を使って戦闘を制御する。

 

 

エバック(Evac)

Evacuate(避難させる)の略で,EQでは緊急時に安全地帯までグループ全員を瞬間移動させる行為,もしくはその魔法そのものを指す。

 

 

グループゲート(Group Gate)

特定の場所までグループメンバー全員を移動させる魔法の総称。EQ1では長距離移動時にとても重宝された。GGと略される。

 

 

フェインデス(Feign Death)

死んだふり。EQ1ではモンクのスキル,EQ2ではブロウラーのコンバットアーツ。EQ1のフェインデスは敵を1体だけ誘き寄せるためのスキルとして珍重された。FDと略される。

 

 

レザレクション(Resurrection)

死亡してしまったキャラクターを復活させる魔法の総称。ゲーム内ではしばしばRezと略される。

 

 

メズメライズ(Mesmerize)

敵を眠らせる魔法の総称。エンチャンターの特技。ゲーム内ではしばしばMezと略される。

 

 

Mob(モブ)

敵モンスターのこと。モンスターばかりが敵ではないので,このように総称することがある。Mobという単語自体に暴徒や群衆という意味もあるが,「Mobile Object」や「Moving Object」の略だとする説もある。

 

 

Inc(インク)

Incoming(インカミング)の略。MMORPGでは「敵接近中」の意。

 

 

プル(Pull)

MMORPGでは,グループが待機しているキャンプポイントまで敵を誘き寄せることを指す。

 

 

ゲート(Gate)

使用者自身を特定の場所まで瞬間移動させる魔法の総称。EQ1ではキャスタークラスしか使用できなかった。

 

 

エフディープル(FD Pull)

フェインデスを活用して敵を1体だけおびき寄せるテクニック。EQ1ではモンクの得意技だったが,EQ2では通用しない。ただし,こちらに対する敵の関心をなくすというFDの効果自体はEQ2でもとても有用だ。

 

 

LFM(エルエフエム)

Looking For Memberの略。「グループメンバーを募集しています」の意。すでに数人がそろっていて,追加のグループメンバーを探しているときに使われる略語。

 

 

バフ(Buff)

自分やグループメンバーに対して使用する強化魔法の総称。ステータスアップや防御力強化,攻撃速度上昇,ヘルス最大値の上昇などが含まれる。

 

 

デバフ(Debuff)

敵に対して使用する弱体化魔法の総称。ステータスダウンや防御力減少,攻撃速度ダウンなどが含まれる。

 

 

ヘイト(Hate)

敵の持つ,プレイヤーキャラクターに対する憎しみ。タンクは挑発技能などを使って敵のヘイトを高めることで,自分に攻撃を集中させる。最近ではThreatという言葉もほぼ同義で使われるようだ。

 

 

コンバットアーツ

パワーなどを消費して能動的に使用できる"技"。使用感は"魔法(スペル)"に近い。ほとんどのファイター/スカウト系キャラクターは魔法を使えないが,代わりに多くのコンバットアーツを習得する。

 

 

DD(ディーディー)

Direct Damageの略。詠唱後,瞬時に大量のダメージを与える魔法の総称。

 

 

スタン(Stun)

敵を一定時間行動不能にする効果のこと。または,その効果を持った魔法の総称。

 

 

DoT(ドット)

Damage over Timeの略。一定時間をかけて徐々にダメージを与える効果のこと。または,その効果を持った魔法の総称。

 

 

ドレイン(Drain)

敵からヘルスやパワーをじわじわと奪い取って自分のものにする効果のこと。または,その効果を持った魔法の総称。

 

 

リジェネレーション(Regeneration)

ヘルスやパワーをじわじわと回復させる効果のこと。または,その効果を持った魔法の総称。

 

 

エンカウンター(Encounter)

グループを組んでいるMobのひとまとまり。EQ2では,このMob同士のリンクはスペルなどで切れない。EQ1との最大の違いの一つといえる。

 

 

インスタント(Instant)

「即時の」という意味。魔法などで一度に与えるダメージのことをインスタントダメージなどと呼ぶ。また,詠唱時間がほぼ0の魔法などを「このスペルはインスタントだ」などと表現することもある。

 

 

リアクティブヒール(Reactive Heal)

味方にかけると,その味方が攻撃を受けるたびにヒーリング効果が発動する魔法の総称。一定時間が経過するか,一定量の回復を行うまで効果が持続する。クレリックが得意とする。

 

 

ダメージシールド(Damage Shield)

攻撃を受けたときに,一定量のダメージを攻撃者に加えるシールド。または,その効果を持った魔法の総称。加えられたダメージを反射していると考えるととらえやすいが,ダメージシールド自体にダメージ軽減効果はない。DSと略す場合もある。

 

 

ウォード(Wards)

ダメージを吸収/無効化するバリアーのようなもの。または,その効果を持った魔法の総称。一定時間が経過するか,一定量のダメージを吸収するまで効果が持続する。シャーマンが得意とし,クルセイダーも使用できる。

 

 

ステルス(Stealth)

スカウトがアーツを使って姿を隠すこと。またはその状態のこと。

 

 

スネア(Snare)

敵の移動速度を減少させる効果のこと。またはその効果を持ったスペル/アーツの総称。主にヘルスが減少したMobの逃走を防ぐ目的で使われる。

 

 

ノックダウン(Knockdown)

転倒のこと。ノックダウンからは数秒で回復できるが,立ち上がるまでの間はほかの行動を行えない。

 

 

インタラプト(Interrupt)

「邪魔する」「中断する」の意。詠唱中だったスペルや準備中だったコンバットアーツの発動を妨害すること。

 

 

DPS(ディーピーエス)

Damage per Secondの略。文字通り「1秒の間に与えられるダメージ量」のことを指す場合もあるが,ゲーム内ではしばしば攻撃能力を指して「あのクラス/武器はDPSが高い」などと使われる。最近ではダメージディーラー自体のことをDPSと表現することもあるようだ。

 

 

ルート(Roots)

Mobをその場に足止めする効果。またはその効果を持った魔法の総称。すべてのメイジ系キャラクターは,この効果を持つスペルを習得する。倒した敵からのアイテム回収であるルート(Loot)との混同を嫌って英字で発言するプレイヤーも多い。

 

 

パーキング(Parking)

ルート(Roots)を使って敵を固定し,その場に置き去りにすることで戦闘に参加できなくさせること。クラウドコントロールのテクニックの一つ。

 

 

AE/AoE(Area of Effect)

現在のターゲットだけでなく,その周囲にいる敵にも作用するスペルやアーツを指して「このスペルはAEだ」などと表現する。厳密にいえば,EQ2には"一定範囲"ではなく"エンカウンター"に対して作用するスペル/アーツが多いが,それらも便宜的にAEと表現することが多いようだ。

 

 

メズブレイク(Mez Break)

エンチャンターがメズメライズで寝かしつけた敵に,効果が切れる前にダメージを与えて起こしてしまうことを,このように表現することがある。

 

 

Proc(プロック)

敵に直接攻撃を当てることで,ときどき発動する追加効果。追加で魔法ダメージを与えられるものなどが一般的。カタカナ表記だとブロック(Block)と混同する可能性が非常に高いので,チャットでは英字を使う人が多いようだ。

 

 

PBAoE(ピービーエーオーイー)

Point Blank Area of Effectの略。単にPBと呼ばれることもある。術者の周囲に効果が及ぶスペルやアーツを指して「このスペルはPBAoEだ」などと表現する。このタイプのスペル/アーツのアイコンの下地の色は青い。自分の周囲のMobをまとめて攻撃するアーツや,周囲にいるMobの自分に対するヘイトを下げるスペルなどが存在する。

 

 

ヒロイックチェイン(HO)

アーツやスペルを連鎖させて,グループにとってさらに有益な効果を生み出す合わせ技のこと。英語版では「Heroic Opportunity(Opportunityは"機会,好機"という意味)」という名前で,プレイヤーたちは「HO」と略していた。日本語版でも「HO」と表現するプレイヤーは少なくない。