ヘイローコンバットエボルヴインターネット対戦指南

Text by デイビー日高

第四回：マルチプレイで登場する武器と乗り物（コヴナント編）

コヴナント製の武器の注意点
　第三回の地球編に続き，今度はコヴナントの武器を紹介する。こちらも一覧表「こちら」で地球製の武器とも比較して，その特性をよく覚えてほしい。

　コヴナントの武器は，エネルギー兵器タイプが多いため，オーバーヒートしやすいのが特徴だ。我を忘れて撃ちまくっていると，いざというときにオーバーヒートで使えない，なんてことがあるので注意しよう。とくに燃料ロッドガンやプラズマガンでオーバーチャージを多用するとオーバーヒートしすいので気をつけること。
　また，ニードラー以外はエネルギーチャージができないのも注意点の一つ。エネルギーがゼロになってしまったあとにも同じ武器を使い続けたいときは，シングルプレイと同様に。新たに同じ武器を拾い直すしかないのだ。

　それでは，武器の紹介に移ろう。まず最初は，プラズマライフル。左マウスボタンを押しっぱなしにすれば連射できるので，感覚的には地球製のアサルトライフルに近い武器である。
　筆者が計測したところ，13発ほど連射するとオーバーヒートする。画面左上と，銃身自体にあるオーバーヒートメーターで，どのぐらいの状態になっているかを見ながら使おう。オーバーヒートする兆候があるときは，物陰に隠れて銃身を冷却するといい。

プラズマライフル

プラズマライフルは一発一発の威力が高いうえ，連射が効く。オーバーヒートの危険性をお忘れなく	プラズマライフルの外観。丸みを帯びたデザインが特徴的だ

　次は，プラズマガン。1回の射撃で使用するエネルギーは0.2ほどで，5発撃つとカウンターが1減るくらいだから，かなり撃てるといえる（その分，威力は低め）。
　また，マウス左ボタンを押しっぱなしでオーバーチャージ状態にでき，威力の高い一発を撃てる。ただし，多用するとオーバーヒートしやすくなるので，使いどころを考えよう。

プラズマガン

一見するとハデだが，威力は低めのプラズマガン。ハンドガンのプラズマ版といったところか	プラズマガンの外観。プラズマライフルに比べると，直線的なデザインをしている	プラズマガンのオーバーチャージの一撃。グレネードに近い威力があるが，一発撃つとオーバーヒートしてしまう場合もある

　追尾型のエネルギー弾を発射するニードラーは弾（？）を補充可能で，地球製の武器と感覚はほぼ一緒。ただし，一発一発の威力はあまり高くなく，SPARTAN-II（プレイヤーキャラクター）の着込むMJOLNIR戦闘服にはダメージを与えにくいという欠点がある。
　なお，ある一定数以上の弾が一度に同一のターゲットに命中すると爆発を起こすという，特殊な効果を持っている。なので，小出しに撃つよりも，毎回全弾撃ち尽くすくらいでいこう。
　ほかのプレイヤーにこの武器で撃たれたときは，急いで物陰に隠れるなどして，弾丸が壁などにぶつかるように誘導すること。弾速は遅いので，気がつくのが早ければ，回避はそう面倒ではないはずだ。

ニードラー

誘導弾を発射できるニードラー。プレイヤーが目視した標的にのみ飛んでいく。目標をどのように確認しているのか，実に不思議だ	ニードラー外観。プラズマライフルと同様に，こちらも曲線を多用したデザインとなっている

　燃料ロッドガンは地球製の火炎放射器と同じく，PC版のマルチプレイでのみ使える武器だ。火炎放射器がイマイチ使いにくいのに対し，こちらはぜひとも手に入れたい強力武器である。とにかく威力抜群で，直撃しなくても爆風でダメージを与えることも可能（ロケットランチャーの半分程度の威力）。
　ただし弾道は放物線を描くので，慣れないと命中させるのが難しい。また連続発射で5発撃つと，オーバーヒートする。間髪入れずに撃ちまくらずに，3連射したらひと息入れるなど，一発一発の間隔をゆっくりめにするといった使い方をするといい。

燃料ロッドガン

撃つと快感，撃たれると腹立たしい，燃料ロッドガン。ほかのプレイヤーが固まって戦っていたら，遠慮なくぶち込みまくろう	燃料ロッドガン外見。紫系の塗装と，曲線の多いデザインがニードラーと似ている

　地球側のグレネードにあたるのが，プラズマグレネード。とはいえまったく同じではなく，こちらのほうが破壊力がずっと大きいうえ，戦闘服などに吸着させられるという特徴がある。一度くっつけられるとはがせないので，あとは吹っ飛ぶのを待つのみという状態を相手に味わわせられるのだ。まさに「お前はもう，死んでいる」といった感じである。

プラズマグレネード

プラズマグレネードの炸裂した場面。ひっつけられた敵プレイヤーが，「死なばもろとも」と突っ込んでくるのに注意	プラズマグレネードの外観。地球人でも投げやすい形とサイズなのは幸い（ほかの武器もそうなのだが）

　最後は，武器というよりは乗り物といったほうが適切かもしれない（移動能力はないのだが），ガンプラント。弾丸数は無限で破壊力も抜群なのだが，銃座がむき出しなために狙撃されやすく，あまり使い勝手の良くない武器である。ゲームタイプによっては拠点防衛に使うこともあると思うので，一度ぐらいはどんなものか試しておくといい。

ガンプラント

ガンプラント。攻撃力はあるが，動けないし，ガンナーはむき出しなので，座りっぱなしだと死ぬ確率が高い

コヴナントの乗り物
　コヴナント製の乗り物の特徴は，その機動力の高さだ。武装もそこそこあってかなり使い勝手がいいので，ぜひ活用しよう。

　ホバー型の攻撃用車両ゴーストは，機動性こそ地球製のワートホグに近いが，左右への平行移動ができる点が魅力的。またパイロットだけで攻撃できるのも嬉しい。
　ただしコックピットがむき出しなため，狙撃されたり爆風で被害を受けたりしやすいのが弱点。とにかく機動力を生かして動き回るようにしよう。

ゴースト

ゴーストの外観。コヴナントは，デザインに曲線を多用するのと，紫系の色を使うのが好きなようである	プラズマキャノンはあまり攻撃力がないので，命中させまくる必要がある。見ての通りパイロットはむき出しなので，とにかく動きまくろう

　すべての乗り物の中で唯一飛行できるのが，このバンシーだ。副砲として燃料ロッドキャノンを装備しているので，攻撃力は抜群である。コクピットもかなり安全性が高く，連射できる二連装プラズマキャノンもあるので，かなりの活躍ができるはず。
　ただ，中にはわずかな隙間を狙って狙撃を成功させるスゴ腕プレイヤーもいるので，常に動き回るようにしよう。また空中でホバリングすると，撃たれやすい。注意しよう。

バンシー

空気抵抗の大きそうな機体の割に，ホバリング性能といい，旋回性能といい，非常に優れた航空機である	2門のプラズマキャノンを飛行しながら当てるにはちょっとしたコツがいる。ヘタに命中させようとして，地表に接近しすぎないようにしよう	副砲の燃料ロッドキャノンを撃ったところ（右クリックで発射）。連射は効かないが破壊力は抜群で，爆撃のような感じだ

　以上，コヴナントの武器と乗り物について紹介した。地球製の武器とはまたひと味違うので，ぜひ使ってみよう。なお，次回はマップに関して。PC版オリジナルの6ステージを含む，全19ステージを紹介する。お楽しみに！