|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| チェーンソーで襲いかかってくる,初登場のクリーチャー"Cucurbito the Pumpkin" | 「あ"ーーーーー」でおなじみ"Beheaded kamikaze"。本作でもマップの彼方から叫びながら走ってくる | 三人称視点で見たSamの雄姿。デフォルトではHキーで切り替えることができるので試してみよう | 円筒形の部屋での戦闘シーン。中をぐるぐる回ることができるのは新感覚 |
バラエティ豊かになったマップ
Sam2ではマップが全部で12あり,全マップが大きく三つのセクションに分かれている。最初の二つのセクションはインカ文明,アステカ文明などの遺跡が舞台となっており,歴史の教科書で見たようなインカやアステカの遺跡に美麗な壁画が精細に描き込まれているところなどは,見とれてしまうほど美しい。最後のセクションは中世ヨーロッパを模しているようで,中世風の城や教会のマップなどが登場する。古代エジプトのマップしかなかったSam1と比べると,はるかにバラエティ豊かになっている。また,溶岩流が渦巻く洞窟や雪が降っているマップや,天井から落ちてくる柱をよけつつ進むマップ,谷間を送風機の力でジャンプして渡っていくマップなどといった趣向も凝らされている。
また,マップのところどころにぽつんと置かれた電話ボックスとか,開発者たちの顔テクスチャを貼ったキャラクター,突然出現するサンタクロースなど,ゲーム全般にちりばめられた「お遊び」も健在だ。
なお,とんでもなく広い屋外マップも健在で,Sam2で追加された新武器のスナイパーライフによる,超遠距離射撃を十分に堪能できるつくりになっている。
多少小粒になったか
ゲームをクリアして最初に抱いた感想が,「少々小粒になったかなぁ」。グラフィックスもキレイになっており,個性的な新クリーチャー/新武器の追加,バラエティ豊かなマップなど,ただの続編ではないのは十分に理解できるのだが,今一つ物足りなさを感じてしまったことも事実だ。
で,その原因をつらつらと考えてみたのだが,「敵の出現が単調な気がする」ということに思い当たった。狭いマップではとくに気にならないのだが,広いマップで無数に出てくるようなところでは顕著だ。一つの種類のクリーチャーがワーッと100匹ほど続くと次の種類が出てくる,という感じ。
まあ実際はそこまではっきりとは分かれてはいないものの,あきらかに種類別にまとまって出現するようになったようだ。そのため敵によって武器を使い分けることが楽になり,結果としてすんなりとクリアできるという次第。事実,ゲームの難易度を一番やさしい「Tourist」にしておけば,操作を間違えて谷に落ちたり,落ちてくる柱につぶされたりということ以外,ボスキャラとの戦いにおいてさえクリーチャーの攻撃で死ぬことはまずないだろう。逆にいえば,アクションゲームに不慣れな人でもやりやすいということになるので,「FPSをやってみたいけど,どれもこれもどう見たって難しいしなぁ」という人にはいいかもしれない。
そういう若干気になる部分があるものの,前作をプレイした人にはもちろん,ゲームに"カタルシス"を求めるゲーマーには,やはりお勧めしておきたい作品といえるだろう。相変わらずマルチの協力プレイも熱い。
さて,最後に余談を一つ。はたしてSerious Samに3作めはあるのか? ……その答えは,エンディングを見てもらえれば分かるだろう。さあ,ゲームをクリアするためにも,撃って撃って撃ちまくろう!
|
■発売元:ピーアンドエー Serious Sam, the Serious Sam logo, Croteam and the Croteam logo are trademarks of Croteam, Ltd. Godgames and the Godgames logo are trademarks of Take-Two Interactive, Inc. All other trademarks and trade names are properties of their respective owners. c 2002 Take-Two Interactive, Inc. All Rights Reserved. |
![]()