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アリス イン ナイトメア 細かなエリアとストーリーを楽しむために Aliceには，ストーリーをより楽しむためにいろいろな工夫が盛り込まれている。例えば，エリアを細分化して小さな目的（ゴール）を複数用意することによって，プレイヤーを"アリスワールド"に引きこみやすくしていることなどがその一つ。ストーリーの進行具合が掴みやすく，プレイしていて疲れることがないのがうれしい。 しかし，逆の視点から観てみると，ストーリー説明が頻繁に起こることで，アクションゲームとして楽しみづらいという点もあるかもしれない。筆者は特にストーリー重視というわけではないが，これを煩雑と思った個所はなかった。 一つのエリアをクリアしたときに，オートセーブされるのもうれしい機能だ。章立てでストーリーが構成されているので，ストーリーを忘れてしまったときや，好きなシーンを繰り返してプレイしたいときに便利だ。 また，日本語版ではローカライズレベルが設定できるようになっている。これは，ゲーム中のセリフ（音声と文字の2種類）を，英語/日本語で自由に組み合わせることができる機能だ。日本語音声＋日本語字幕でクリアしたシーンを，英語音声＋日本語字幕で再度プレイしてみるなど，いろいろな楽しみ方ができるだろう。
ハンプティ・ダンプティや，イカれた帽子屋，ヤマネ，グリフォン（そしてジャバウォック！）など，ほとんどのキャラクターが登場するので，Aliceの世界にどのように関わってくるかということだけでもファンにとってたまらないものとなる。原作の雰囲気を損なうことなく，オリジナルのアリスワールドを築いたという点では，非常に高いレベルに達していると断言できる。
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