Command & Conquer:Generals

Command & Conquer:Generals

Text by 奥谷海人

2025年の近未来を扱った,RTSシリーズ最新作が近日リリース!

 「Command & Conquer」シリーズといえば,リアルタイムストラテジー(RTS)の先駆けとして,1990年代の中頃からネットワークゲーム市場を牽引してきたソフトである。アジア地域では最近「エイジ オブ ミソロジー」や「WarcraftIII」に押され気味ではあるものの,アメリカやヨーロッパでの人気はまだまだ健在だ。
 2003年2月に発売される最新作の「Command & Conquer:Generals」(以下, Generals)は,外伝の「Red Alert」シリーズや「Command & Conquer:Renegade」などを除けば3作めとなり,前作「Command & Conquer 2:Tiberian Sun」でライバルタイトルの後塵を拝した汚名を返上しようという意気込みが感じられる注目作である。
 開発を担当しているのは,現在ではEA Pacificと呼ばれる南カリフォルニアにある開発チーム。Generalsがこれまで以上に現実性のあるセッティングを備えているのは,元々EA Pacificが本家Westwood Studiosのセカンドオフィスとして,「Red Alert 2」を開発していた会社だからかもしれない。いままでのようにGDIとNODというSFチックな戦闘部隊に出番はなく,現在から20年後の世界をテーマに,アメリカ,中国,そしてGLAと呼ばれるゲリラ部隊の三つ巴の戦いとなるのだ。

 ここで,背景となるストーリーを説明しておこう。
 21世紀も成熟した頃,唯一の大国として世界に君臨し続けたアメリカ合衆国の影響力も陰りを見せ始め,アメリカは人口を増やし急速に技術力を向上させることで再び力を誇示しようとしていた。また同じ頃,アフリカから中東を拠点にするGLA(Global Liberation Army)というテロリスト組織は,自分達の信念によって世界を統一しようと躍起になっていた。
 そして経済力でも大国となった中国は,じわじわと軍事力を蓄え,その勢力を拡大しようと動き始める……。

 シングルプレイヤーキャンペーンには24種のミッションが用意されており,三つの軍からのストーリーを楽しめるようになっている。西と東の大国に挟まれたGLAは,両国による中東地域の政治的/経済的な支配が気に入らず,テロ攻撃を日々激化させており,アメリカと中国は,お互い反目し合いながらも手を結んで事態の収拾を図っているという設定である。
 開発は2001年の早い段階から始まっていたようだが,同年9月のニューヨークのテロ事件から中東地域の情勢不安など,Generalsのストーリーと現実が交差しているような感覚さえ受ける。ある意味,非常にタイムリーな作品といえるだろう。

シリーズ初の3Dエンジンで描かれた,映画顔負けのアクション性

 Generals用にEA Pacific社が新しく開発した3Dゲームエンジン"SAGE Engine"の効果が見事に発揮されており,本作ではまるでハリウッド映画のようなシーンがリアルタイムで体験できる。これまでのRTSが"グラフィックスの派手さ"をユニットの量や個々のアニメーションに依存してきたのに比べ,Generalsは視覚的な美しさを強調した効果が満載されているのだ。

 これまでWestwood社のゲームのトレードマークでもあった,ムービーでのストーリー進行が姿を消し,ミッションブリーフィングは地球の全景の上に複数のマップを紹介させていくような,簡単だが洗練されたものへと生まれ変わっている
 また,Generalsではゲーム途中でイベントをスクリプト化するシステムを採用している。RTSのようなカメラを空中に据え置いた視点のゲームでは,画面切り替えなどの融通が利かず迫力のない映像になってしまうものだが,Generalsはどこまでゲームでどこからがイベントが分かりづらいほど巧みな作り込みがされているのが素晴らしい。前作では,マップ上のある特殊なオブジェクトを破壊することでのみイベントが発生したが,本作からは「数種ある橋のどこかに到達すると発生する」という風な柔軟性のあるスクリプトになったのも,このゲームを斬新なものにさせている要因の一つだろう。

 Generalsの画面を見てまず気づくのが,そこに描かれている風景の密度の濃さだ。マップにある市街地は小ぶりな感じはするものの,テクスチャの異なるビルや民家がひしめき合い,舗装道路や石畳,砂利道などが張り巡らされ,信号,洗濯物が掛けられたロープ,石像,ベンチなどが細かく描写されている。
 そこにはもちろん市民が往来しており,河川の流れている様子などもテクスチャマッピングで処理されている。静止画面で見ても,タイルのようにパターン化された部分がほとんどない。タンクになぎ倒された樹木はタンクの進行方向に倒れているし,太陽の動きも表現されているので,建物やユニットの影の長さも序々に変わっていく。
 そんな生き生きとした街の中心部に,タンクの行列が進入してきたり,スカッドミサイルが撃ち込まれたりすれば,市民は慌てふためいて逃げまどう。ミッションの中にGLAのゲリラ部隊が市民を人質にして立てこもっていたり,米軍のヘリコプターが追撃を受けて町に直撃するというようなものがあるのだが,そのつど市民達があたふたと走り回って,より安全な建物の中へと逃げ込んでいくのだ。もちろんプレイヤーは建物に砲撃を加えて破壊することもできるし,橋の近くなどの要所にあるビルにユニットをガリソン(立てこもり)させることだって可能だ。

 Generalsのグラフィックスで一番ダイナミックなのは,爆発効果である。DirectX8.0世代のグラフィックス描写能力を利用して,パーティクル単位での炎や煙,キノコ雲などの様子を,やや大げさに見せつける。ミサイルが,日本のアニメのように穏やかなスロープを描きながら目的地に到達するのは視覚的に美しく,炎上する建物やパーツを吹き飛ばしながら爆発するユニットのアニメーションも細かい。とあるミッションでは,GLAがダムを崩壊させて,下流にある村やアメリカ軍のユニットが水流に飲み込まれていくという壮絶な描写もある。

"将軍"のコンセプトと,改良されたシステム

 Generalsの新しい仕様の一つが,ゲームタイトルにもなったジェネラル(将軍や大将の意)のコンセプトだ。本作の開発初期では,それぞれの勢力に三人ずつのジェネラルがおり,プレイヤーは好きなジェネラルを選択してゲームに入るというエイジ オブ ミソロジーで神を選ぶのと同じようなシステムが採られていた。これが,βテストを重ねた開発終盤になって変更され,ゲームが進行していく内にプレイヤーが8種あるスキルの中からいくつかを選択できるというシステムになった。

 敵ユニットを一定量破壊することでGeneral Pointという得点が加えられていき,それを使って「絨毯爆撃要請」や「救援部隊の追加要請」,「ユニットの修理」といったスキルを3段階まで上げられる。そのため,同じ国家勢力で対戦プレイしても,予想の付かないプレイが楽しめるというわけだ。なお,特殊スキルの中には,GLAによるScud Storm(大量のスカッドミサイル発射)や中国軍のNuclear Strike(核弾頭による広範囲の攻撃),EMP Pulse (電気ショックの範囲攻撃),そしてアメリカ軍にもParticle Cannon (パーティクル・キャノン)という範囲型レーザー攻撃ができるような大量破壊兵器が含まれている。

 ゲームのインタフェース部分は,従来の縦型から画面下へと移動しているものの,シリーズの雰囲気はうまく継承されている。インタフェースのデザインは三つの勢力ごとに違ったものが用意されているという周到さで,General Pointで発動可能な特殊スキルは,画面右のクイックバーで確認できるようになっている。また最新のバージョンではプレイヤーの持ち金がエネルギーバーの真上に移動しており,General Pointが溜まったら点滅して教えてくれるようにもなっている。ゲーム画面では範囲攻撃時に効果のある地域を指定してくれるなど,見た目ばかりでなく使いやすさも追求されているようだ。

 プレイ感覚は,これまでのシリーズとは少し異なっている。
 各施設は,プレイヤーの本陣となるコマンドセンター付近にConstruction Dozer(ブルドーザー)を使って建設していく。もっとも,一つの施設を建ててもConstruction Dozerはなくならないし,護衛を付けて遠隔地まで移動し,Airfield(滑走路)などを建設することも可能である。施設自体はC&Cシリーズで見覚えのあるものが多く,発電所やレーダー,バラックなどを順序良く建てていけばいい。
 前作から一変したのがエコノミーだ。Harvesterユニットがタイベリウムと呼ばれた鉱物資源を収穫して生産に役立てる必要がなくなり,資源の供給をほぼ自動的にまかなってくれるようになった
 この供給所はマップ上に複数用意されており,それぞれの勢力は独自の輸送ユニットを駆使して効率良く物品回収していかなければならない。回収されて基地に運ばれれば,それが資金へと換算されて新しい武器の購入が可能になるのである。
 本作では,各勢力によってゲームシステムが多少異なっている。アメリカ軍はマップの端から飛来してくる輸送機から援軍を得られるし,中国はインターネットにハッキングして敵の銀行口座から資金を盗み出せる。GLAなら街のブラックマーケットでバイオ兵器などの密輸品を購入するというオプションが用意されているのが面白い。
 プレイヤーの目の前を戦闘機が通過しながら爆撃を加えていく様子は3Dエンジンの強みを感じさせるが,実は空中戦が用意されたのも本作が初めて。アメリカ軍ならF-22 RaptorやF-117 Stealth Fighter,さらにはComancheのような戦闘ヘリもあり,制空権を取りやすいだろう。中国には追撃用に用意されたMiGがあり,GLAは完全に地上ベースになっているのだが,その分対空ミサイルなどの対抗手段も備わっているので安心だ。
 ユニットは,戦禍を潜り抜けて行くことで,より発砲回数が増えたり体力が向上するベテランステータスになるだけでなく,資金やGeneral Pointを利用してアップグレードすることも可能である。

アメリカ,中国,GLAの3勢力のユニットを一挙紹介

 これまでのC&Cシリーズでは,正統政府のGDIと地下組織のNODという2勢力の関係だったが,Generalsではアメリカ軍,中国軍,そして自由解放軍という三つ巴の戦闘が楽しめるようになった。「スタークラフト」の成功以来,RTSのほとんどは三つ以上の陣営による抗争を描くようになってきている。開発時のバランス調整が複雑化するという問題もあるものの,完成したときにプレイヤーに与えるインパクトは大きい。
 遠い未来を空想しただけではなく,外伝であるRed Alertシリーズのように現代の流れに基づいた近未来を描いたことで,Generalsは,よりプレイヤーにとって親近感の持てる素材になった。果たして三軍の力関係は,どのように描かれているのだろうか。ユニットの紹介と,それぞれの特徴を見てみよう。


アメリカ:
 アメリカ軍のユニットには,我々にも馴染みのあるものが多く用意されている。世界一といえる最新鋭のハードウェアを誇っているものの,ベトナム戦争以降の「人命第一主義」を反映してか,一つ一つのコストが高いのが難点。予算とにらめっこしながら,コツコツと生産していかなければならないだろう。
 人命第一主義の代表例が,アメリカ軍のみに用意されたAmbulance(救護車)の存在だ。近隣の兵士ユニットをヒーリングするだけでなく,バイオ兵器や放射能汚染の除去作業にも活躍する。また,軍隊の生存に欠かせないのがChinook(輸送ヘリ)で,マップ内にある供給基地を探し当て,プレイヤーの陣地へと資材を運んでくれる。これが,建設や生産への柱建てとなるのである。
 実際の建設作業を行うのは,前作のHarvesterに相当するConstruction Dozerだが,こちらのほうには戦闘能力はない。また,Hamvee(装甲ジープ)は輸送能力と攻撃力を備えているだけでなく,対空ミサイルを装着するアップグレードもある。ヘリや爆撃機などのバリエーションが多く,空域ではアメリカ軍が強そうだ。
 アメリカ軍には,Crusader(基本型タンク)やPaladin(レーザータンク)なる,十字軍を連想させる(ネーミングセンスの悪い)タンクがあり,ゲーム後半になるに従って,地空共にバランスの取れた戦いができるようになるだろう。Colonel Burton(バートン大佐)というキャラクターユニットも登場し,かなり強力な攻撃ができるだけでなく,止まっているときには環境にとけ込んで見えなくなるという特殊能力を持っているのだ。

ユニット タイプ コスト 必要条件 能力
Ambulance 非戦闘 600 War Factory 兵士の治癒,毒や放射能の除去
Aurora Fighter 戦闘爆撃機 2000 Airfield,Strategy Center 超音波攻撃
Chinook 輸送ヘリ 1200 Supply Center 供給,輸送
Colonel Burton キャラクター 1500 Barracks,Strategy Center カモフラージュ,爆弾設置
Comanche 戦闘ヘリ 1500 Airfield 自動供給
Construction Dozer 非戦闘 1000 Commando Center N/A
Crusader タンク 900 War Factory N/A
Humvee ジープ 700 War Factory 輸送,TOWミサイル
Missile Defender 兵士 300 Barracks N/A
Paladin タンク 1200 War Factory,General Point 2,General Status 1 レーザー砲
Path Finder 兵士 600 Barracks,General Point 1,General Status 2 カモフラージュ,敵発見
Ranger 兵士 225 Barracks 閃光爆弾
Raptor 戦闘機 1400 Airfield 対地攻撃力
Stealth Fighter 戦闘爆撃機 1600 Airfield,General Point 1,General Status 1 敵は,ロックオンの時間が必要
Tomahawk ミサイル 1200 War Factory,Strategy Center 移動

 


中国:
 第二次世界対戦以降,急速に兵力を増強し続ける中国軍だが,旧式の兵器を使う共産国家のイメージは昔のもの。2025年の中国は,経済,そして生産大国としての栄華を極め,かなりの武力を誇っている。もちろんコストの安いマンパワーは健在で,さらに生産基地ではユニットを修理できる能力も備えているのが大きな特徴だ。
 中国軍の生産ユニットはSupply Truck(供給トラック)だが, Hacker(ハッカー)を使って敵の資金を盗み出すという技も用意されている。
 そのほかのユニットは,ガリソン用として活躍しそうなRed Guard(紅衛兵)や,ミサイルランチャーを背負ったTank Hunter(対地ミサイル兵)の兵士ユニット。そしてキャラクターユニットには,ユニットや相手の資金を奪い取る能力を持ったBlack Lotusというステルス系ユニットが用意されている。
 飛行ユニットは1200のコストが必要なMiGしかないのが心細いものの,それを補うように豊富なのがタンクのバリエーションだろう。とくに興味深いのが,Dragon TankやInferno Tankなどの火炎噴射機を搭載したタンクで,対人戦や初期のタンクラッシュでは強力な威力を発揮しそうだ。ただし,攻撃されれば大きく炎上して一帯のユニットに被害を与えるのは問題。もっとも,中国軍には人命への配慮はほとんどされておらず,後半になるとNuke Cannon(核キャノン)という恐ろしい兵器も製造できるようになる。究極ユニットでもあるOverloadは,3段階のアップグレードができるようになっており,コストは高いが破壊力も凄まじい。とにかく,結果オーライの攻勢を重視するのが,中国を使ったプレイの手法となりそうだ。

ユニット タイプ コスト 必要条件 能力
Battlemaster タンク 800 War Factory 軍団時の攻撃ボーナス
Black Lotus キャラクター 1500 Barracks,Propaganda Center 資金やユニットのハッキング,建物制圧
Construction Dozer 非戦闘 1000 Commando Center N/A
Dragon Tank タンク 800 War Factory 火炎放射
Gattling Tank タンク 800 War Factory 対空攻撃力
Hacker 兵士 623 Barracks,Propaganda Center インターネットへのハッキング,建物の無力化
Inferno Cannon タンク 900 War Factory,Propaganda Center 火炎放射
MiG Fighter 戦闘爆撃機 1200 Airfield 対地攻撃力
Nuke Cannon ミサイル 1600 War Factory,Propaganda Center,General Point 2,General Status 3 核攻撃
Overload タンク 1800 War Factory,Propaganda Center バンカー破壊,対空攻撃力,プロパガンダ能力
Red Guard 兵士 300 Barracks 建物制圧
Supply Truck 非戦闘 600 Supply Center N/A
Tank Hunter 兵士 300 Barracks TNT攻撃
Troop Crawler 非戦闘 1400 War Factory,Barracks 輸送

 


GLA:
 自由開放組織といえば聞こえはいいが,Generalsで扱われるGLAは,やはりアルカイダをモデルにした反体制テロ組織である。中央アジアからアフリカにかけて点々と組織化された遊軍が散らばっており,とくに兵士ユニットのコストの安さにかけては中国軍も敵わない。非力な分だけ,初期状態ですでにベテランステータスという特典付きだ。Arms Dealer(武器商人)を建設すれば,ほとんどの兵器を生産できるようになるのも魅力的で, 兵士ユニットはバラックで,兵器ユニットはArms Dealerで治癒や補修することが可能だ。
 Construction DozerのないGLAに用意されたのは,Worker(労働者)という人間ユニットのみ。町の建物を破壊しては資源化するための処理場に運ぶという可哀想な役目だが,トラップを仕掛けたり,爆弾を除去する能力も備えている。とにかく安価に生産できる兵士ユニットの種類が多く,Rebel(反乱兵)は建物に立てこもることができるし,強力な地上ユニットに爆弾を仕掛けるTerrorist(テロリスト)や,モロトフカクテルを投げながら行進していくAngry Mob(デモ隊)などが存在する。
 キャラクターユニットのJarmen Kellは,スナイパーとして遠方から敵の兵器ユニットの運転手を抹殺する能力を備えているが,これはその敵ユニットを乗っ取れるHighjacker(ハイジャッカー)と併用すれば面白いだろう。兵器には,散布した地域を毒化してしまうToxen Tractor(毒散布トラクター)や生物兵器や高性能爆弾を搭載して敵陣に突っ込むBomb Truck(爆弾トラック)などの,いかにもな地上兵器が揃えられている。GLAのタンクユニットは,どれも敵が残した残骸から部品を摘出して,アップグレードに使えるようになっている。残骸からは,GLA用の資金も抽出可能だ。

ユニット タイプ コスト 必要条件 能力
Angry Mob 兵士 800 Barracks 火炎爆弾
Bomb Truck トラック 1200 Arms Dealer,Palace 敵兵器への成りすまし,生物,高性能爆弾
C4-Laden Terrorist 兵士 200 Barracks 自動車爆弾
Highjacker 兵士 400 Barracks,General Point 1,General Status 3 兵器制圧
Jarmen Kell キャラクター 1500 Barracks スナイパー攻撃
Marauder Tank タンク 800 Arms Dealer,General Point 1 N/A
Quad Cannon トラック 700 Arms Dealer 対空攻撃
Rader Van トラック 500 Arms Dealer レーダースキャン
Rebel 兵士 200 Barracks 建物制圧
Rocket Buggy トラック 800 Arms Dealer ミサイル
RPG Trooper 兵士 300 Barracks 対タンク攻撃
Scorpion タンク 600 Arms Dealer N/A
SCUD Launcher ミサイル 1200 Arms Dealer,Palace,General Point 2 生物,高性能爆弾
Technical 非戦闘 500 Arms Dealer 輸送
Toxin Tractor トラック 600 Arms Dealer 地域汚染
Worker 非戦闘 200 N/A トラップ設置,爆弾解除

 

 マルチプレイヤーモードでは8人までのデスマッチやチーム対戦をサポートしており,すでにサービスとして成熟しているEA.comのサーバーで気軽にプレイできる。マッチングサービスやラダーシステムのほかにも,観客としてゲームを楽しめるオブザーバーモードや,インスタントリプレイ機能などが用意されていて,マルチプレイが心置きなく楽しめそうだ。ゲームを勝ち進むに連れて,プレイヤーは"バトルホーナー"(戦闘の勲章)を集めることができ,プレイヤーの名前タグの横に燦然と輝くことになる。
 ダイナミックな展開が持ち味となるシングルプレイヤーモードだけでなく,対戦型RTSの本家としての名誉を挽回したいCommand&Conquer:Generalsは,すでにゴールド版になっており,発売予定日の2003年2月11日には全米で確実にリリースされる。これからRTSに挑戦したい初心者にも,RTSは初代C&Cからプレイしているという強者にも,ぜひともプレイしてほしい2003年度期待作の筆頭である。

*本記事の内容は製品版では変更される可能性もあります。ご了承ください。

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