Egosoft社が開発を手がけ,北米ではEnlight Studiosが販売を担当する「X2-The Threat」は,宇宙空間を舞台とした3D SFアクションゲーム。プレイヤーは戦闘機や輸送機などさまざまなスペースシップを操縦し,ステージごとに設定されたミッションをクリアしていく。ゲームシステムは,「ディセント」(古い)や「スターランサー」などに似た,宇宙空間を全方位自由に飛行できるタイプの3Dシューティング。自機を操作しつつ,レーザーとミサイルの2種類の武器を駆使して戦っていく。
デモ版ではチュートリアルとなる"Basic"や"Trade" "Fight" "Build" "Think"などのモードをそれぞれ1ステージずつ遊ぶことが可能だ。各モードにはクリアという概念はなく,終了させるにはメニューを開いてゲームを終わらせればよい。
ミッションの説明やゲーム内の用語など,すべてが英語であるため,つい敬遠してしまう人もいるだろう。そういった人でも遊べるのが"Fight"だ。これは通常の3Dシューティングと同じような,敵を倒すということにのみ重点を置いたモードとなっている。とはいえ,操縦方法やゲーム中で必要となる武器弾薬の補給などは,"Basic" "Trade"と段階を踏んで遊んだほうが覚えやすい。じっくり遊んでみたい人は,"Basic"から順に遊んでいくことをお勧めする。
目新しさを出すのが難しいジャンルであるのは否めないが,さほど著名ではない作品にもかかわらず,技術の進歩の賜物なのかグラフィックスやサウンドはなかなかの出来といっていいだろう。それだけを見るために本作のデモ版を遊んでみるのも悪くはない。(Seirou)
■2004.03.05追記
2003年3月5日に前回のデモ版にバグがあったため,バグの内容は定かではないが,そのバグを修正したデモ版とのこと。また,今回のデモ版は4時間の体験プレイが可能と変更されており,さらに初心者用のチュートリアルがもう一つ追加されている。
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