World Championship Pool 2004[英](Jaleco Entertainment)

 美しい3Dグラフィックスで本格的なビリヤードが楽しめる,「World Championship Pool 2004」(WCP2004)のデモが登場した。ビリヤードゲームとしてもトップクラスの完成度を誇るうえ,肝心のゲーム部分以外の演出にも非常に凝っているのが本作の特徴となっている。また本デモではプレイヤーキャラクターとして,恐らく権威あるタイトルを世界で最も獲得している天才,Earl Strickland(アール・ストリックランド)が登場する。
 2003年11月22日に,当サイトの「こちら」で「World Championship Snooker 2003」(WCS2003)というゲームのデモ版紹介記事を掲載しているのだが,これは英国流ビリヤード「スヌーカー」を題材としたゲーム。実はこのWCS2003と今回紹介するWCP2004は,どちらも同じデベロッパBlade Interactive Studiosの開発によるもの。おかげでゲーム内容はうり二つで,操作方法もほぼ一緒。二人のプレイヤーの人物モデルが,わざわざ椅子から立ち上がってショットするといったテーブル外のアニメーションや,さまざまなカメラアングルで描かれる光沢の美しいボールの挙動など,WCS2003と同様ゴージャスな演出が楽しめる。
 しかしWCS2003と比較して一番嬉しいのは,ルールが日本でも慣れ親しんだプール式であること以上に,対戦相手のモデルにセクシーな女性プレイヤーが登場するということだろう。

 
 本デモでプレイできるのは,"ナインボール"と"エイトボール"のマッチ,そして"トリックショット"だ。ナインボールもエイトボールも日本では非常にメジャーなゲームだが,ビリヤードをほとんど知らない人のためにごくごく簡単にルールを解説しよう。
 まず最初に,ビリヤード共通のルールをいくつか。プレイヤーが突くのは必ず白いキューボールで,キューボールはポケット(テーブルの穴に落とすこと)してはいけない。ショットは一人ずつ行い,決められたボールをポケットできないかファールした場合は次のプレイヤーと交代になる。

 それではナインボールから。これは名前の通り9個のボールを使うゲーム。キューボール(白い玉)を突いて,1〜9のボールを番号順にポケットしていく。途中経過は勝敗に関係なく,最終的に9番のボールを落とした人の勝ちだ。ショットするとき,キューボールは必ず最も番号の若いボールに当てなければいけないが,ポケットするのは番号順じゃなくてもいい。例えばテーブル上に2〜9のボールが残っていた場合,キューボールは必ず2番に当てねばならないが,2番ボールがさらにほかの番号のボールを落とす分には全然構わないというわけである。1番ボールでいきなり9番ボールを落とせば,その時点で勝利だ。

 続いてエイトボール。名前だけ聞くとナインボールよりボール1個分簡単そうだが,実はこちらのほうが複雑。エイトボールはキューボールのほかに1〜15のボールを使う。8番ボールを軸とし,それ以下の1〜7番をローボール,9〜15番をハイボールと呼ぶ。最初にポケットしたボールがローボールだった場合,そのプレイヤーがローボール担当,もう一人のプレイヤーがハイボールを担当し,以後は自分の担当ボールだけをポケットしていく。ちなみにポケットする順番は自由で,ボールの番号は気にしなくていい。全部の担当ボールを落としたプレイヤーは,いよいよ8番ボールを狙う権利を得る。こうして先に8番ボールをポケットしたプレイヤーの勝ちだ。自分の担当ボールがまだ残っているのに,途中でうっかり8番ボールを落としてしまったプレイヤーは負けとなる。

 トリックショットは,テレビなどで見たことのある人もいるだろう。テーブル上に意味ありげにセットされたボールが,名人の一突きによって見事にポケットされるという芸である。本デモでは簡単なトリックショットを実際に体験できる。

 女の子とマッチできるなんて実に嬉しい話だが,うっとうしいならアニメーションはカットできる。ナインボールとエイトボールは,対CPUのほか対人戦も楽しめるので,ぜひ友達を誘って対戦しよう。(Kawamura)

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キー操作

  • メニュー P
  • ショット,選択 マウス左クリック,Enterキー,左Ctrlキー
  • キャンセル マウス右クリック,Escキー
  • キューの角度 マウス右ドラッグ+マウス操作,カーソルキー
  • ショットの位置 右Shiftキー,マウス中央ドラッグ+マウス操作
  • 見下ろし視点に変更 左Shiftキー,右Ctrlキー
  • ハイスピード進行 右Shiftキー,CapsLockキー
  • カメラ上下左右 W/S/A/D
  • ブレイク位置変更 M
  • キューの上下 Q
  • カメラ変更 T,H
  • 矢印(ボールの予想ルート)の表示切り替え X


  • ※詳しくは「readme.txt」を参照してください。
ダウンロード
92.5MB

動作環境

対応OS:Windows 98/Me/2000/XP
CPU:PentiumIII/1GHz以上
メモリ:256MB以上
ビデオ:32MB以上のメモリを搭載したビデオカード
DirectX 9.0以降

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