UFO:Alien Invasion(UFOAI Team)

 地球外生命体からの侵略を阻止するべく戦うターンベースストラテジーゲーム「UFO:Aliaen Invasion」のデモ版が登場。タイトル画面を見てピンときた人もいると思うが,本作の開発陣は,知る人ぞ知るターンベースストラテジーの傑作「X-COM」に激しくインスパイアされたらしく,「どうにか自分達の手で,コピーでもリメイクでもないX-COMライクな完全新作を作成したい」と,勢い作ってしまった(?)タイトルのようだ。
 本家の公式サイトを見ると,あくまでも本デモ版は「技術デモ」とのことで,同梱のドキュメントにも明記してある通り,未実装の機能はあるし,開発段階で変更になる機能も多々あるとのこと。本作のようなSFストラテジーを復権させたいという気概のある人は,本デモ版をプレイして掲示板にフィードバックしたり,IRC上で行われているディスカッションに参加したりしてみてはいかがだろうか。

 さて本作は,X-COMと同様,地球侵略を企てるエイリアンを撃破し,相手のテクノロジを研究/吸収しながら,飛来するエイリアン軍に対抗するため世界各地を転戦するターンベースのストラテジーゲームだ。
 ゲームは,8人からなる防衛チームを編成,各兵士の装備を整え,Geospace(地球儀)上に表示されるミッションから一つを選んでスタートといった具合。
 兵士は,STRENGTH(筋力)/DEXTERITY(器用さ)/SWIFTNESS(機敏さ)/INTELLIGENCE(知力)/COURAGE(勇気)といったパラメータをもっており,それに合わせて,スナイパーライフルや,ロケットランチャーといった武器を分配していく。
 ちなみに"勇気"パラメータは,戦場における兵士の恐怖への耐久度を示しており,これが低いと,敵と対峙したときに銃を放り出して頭を抱えたりして,いっさいプレイヤーの命令を受け付けなくなる。つまりClose Combatシリーズにも見られるように,戦場における不確定要素があらかじめ用意してあるわけだ。
 武器は最初から数種類が用意されているが,ミッションクリア後にある程度は補給されるし,褒賞金で補足することもできる。

 ゲームの基本は,"ユニット"の時間管理といった感じで,プレイヤーは移動/射撃などの行動をとるたびに消費するユニットのTime units残量を見ながら,敵の発見,攻撃を行う。
 開始直後はマップ上の敵が見えないので,じりじりと数歩進んで(射撃できる分のTime unitsは残しつつ)敵を発見,そして一撃で倒せないと思ったら軽く射撃して物陰に隠れる,といった具合でゲームを進めていく。

 マップそのものは最初から全域が見渡せるので,進行ルートを決めたり,エイリアンの位置を予測したりしながらプレイしていると,なかなか面白い。
 その"面白さ"自体はものすごく古典的なものだが,「ああ,コイツにあの装備さえ持たせていれば……」などと自分を叱咤しながらプレイすると,思いのほか没入するはず。難度が低めなので,要領さえ得てしまえば,初期ミッションなどはすぐさまクリア可能だろう。

 デモ版には,八つのミッションが収録されている(ドキュメントの記載より。未確認)。
 開発陣曰く,「ゲームエンジンはQuake2エンジンをバリバリにチューンしたもの」(筆者意訳)とのことだが,やはり見た目は,前世代もしくは前々世代のもの。ゲーム性もグラフィックスも極めてクラシカルなゲームだが,この手のSFモノが好きな人,X-COMシリーズのファンの人は,ぜひ一度触ってみておいてほしい。(Gueed)

Copyrighted by UFOAI Team 2003-2004.

 

キー操作

  • ゲームメニュー Escキー
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  • カメラ左右回転 ← / →
  • カメラ上下移動 ↑ / ↓
ダウンロード
27.8MB

動作環境

- 不明 -

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