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日本では12月4日に劇場公開予定の「Mr.インクレディブル」(原題:The Incredibles)は,「ファインディング・ニモ」や「トイ・ストーリー」などでおなじみのピクサーが手がける,劇場公開用フルCGディズニーアニメの最新作。
主人公は,スーパー・ヒーローとして世界の平和を守っていたにも関わらず,そのスーパー・パワーがかえって一般市民の被害を拡大しているとして15年前に訴えられ,敗訴して以来,一般市民としての生活を送っていたMr.インクレディブル。そして,その家族「インクレディブル一家」。
そんな彼らの元に,「あなたはまだ戦える」という一通の手紙が届く。一方そのころ,Mr.インクレディブルと同じ時期に活躍していたスーパー・ヒーローたちが,相次いで行方不明になる事件が起きていた。彼らは再び立ち上がり,事件の謎を解くことに……。
そんな原作をベースにゲーム化されたのが本作「THE INCREDIBLES」。映画と同じキャラクターたちが画面所狭しと暴れ回る3Dアクションゲームだ。ストーリーも映画に準じた形ではあるが,映画では語られなかったエピソードなども追加されているという。
このデモ版では,Mr.インクレディブルを操って,1ステージをクリアするまでを遊ぶことができる。
スタート直後は,ひたすらボタンを連打して目の前の敵をなぎ倒していくだけで進んでいけるのだが,その後のシューティングパートでは何を目標物として破壊すればいいのか気付かないことには,敵からの集中砲火を浴びて何度も撃墜されかねない。
また,シューティングパートを終えてアクションに戻った後も,ちょっとしたトラップなどがあり,ボタン連打で突き進むというわけにはいかない。ボス戦もまた,4種類の攻撃パターンを見極めないことには,倒すのが難しい。なかなかの手応えだ。
原作やキャラクターなどから受ける印象は“子ども向けのアクションゲーム”ではあるが,実は死んで覚えてるタイプのけっこう硬派な作りになっている。とはいえ,1度覚えてしまえば,再プレイ時にはスイスイ進められる程度の難度なので,これまでにそこそこアクションゲームに親しんできた人ならば,それほど苦労はしないはず。
なお,キーボードでの操作は可能だが,できるだけパッドを用意したほうがいい。とくにシューティングパートをキーボード操作でクリアできたら,かなりの強者だ。
また,このタイトルは日本でも劇場公開直前の12月2日,コンシューマゲーム機向けにD3パブリッシャーからリリースされる予定となっているが,それが待ちきれない人はこのデモ版を遊んで予習をしておくといいだろう。(tet)
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