Strength and Honor[英](Magitech)

 紀元前の文明地域を舞台とした,壮大な歴史ストラテジー「Strength and Honor」。早い話が,ユーラシア大陸の西欧から中国までを征服してしまおうというゲームだ。ローマやペルシア,エジプトや中国など,当時発達した文明と勢力を誇っていた国の支配者となって,外交と軍事を駆使して覇権を争うことになる。
 本作は,"World Mode"と"Battle Mode"という二つのパートで成り立っているのが特徴だ。"World Mode"は,いわゆる世界マップ上で外交と内政を行うモード。ターン制で,自国の領土を発展させつつ敵国の動向を伺い,場合によっては軍を進めていく。人材や経済を管理しつつ,地図上の都市を奪い合う形だ。このWorld Modeモードは,コーエーの歴史ストラテジーを思わせる部分があり,日本のストラテジーファンなら案外すんなり理解できるのではなかろうか。まぁ,理解はできても攻略となると話は別だが。
 "Battle Mode"は,戦闘に突入した両勢力の軍が対決するRTSタイプのゲームモード。このBattle Modeが実はかなりの見どころで,かの「トータルウォー」シリーズを髣髴とさせるスケールでの3Dバトルが展開される。ぜひ一度,カメラを可能な限り上空まで引いてみよう。まるでアリのようなサイズの兵士ユニットが,ゴチャゴチャと入り乱れる混戦が見られるはずだ。逆にマクロ視点には無頓着らしく,思いっきりズームアップしてみると単純に拡大された雑なドット絵が見られる。まぁ,ゲーム性としてはズームアップ画面などに意味はないので,さほど問題はないのだが。

 デモ版では,キャンペーンの一つ"Queen of the Nile"(44 BC)と,Battle Mode(RTS部分)だけを楽しめる"Historical Battle"の中から3シナリオ,そしてマルチプレイを収録している。選択できるモードにも制限があるが,デモ版自体が30日間しかプレイできないという期間限定デモのようだ。うーむ,なかなか厳しい。
 かなり手ごわいゲームではあるが,歴史ストラテジーファンには実は相当たまらない作品なのではなかろうか。ヘビィなストラテジーなら任せろという人は,ぜひ挑戦してもらいたい。各国データやユニット情報などが公式サイト「こちら」に掲載されているほか,Walkthroughやマニュアルなどもダウンロードできるので,プレイするうえで活用しよう。(Kawamura)

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404MB

動作環境

対応OS:Windows 2000/XP
CPU:PentiumIII/1GHz以上
メモリ:256MB以上
ビデオ:VRAM 32MB以上
DirectX 8.1以降

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このページのScreenshotsは,すべてNVIDIAの「GeForce FX 5950 Ultra」グラフィックスチップ搭載カードを使用して撮影したものです

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