「Smoking Colts」は,ドイツのデベロッパSpellbound Softwareが開発したお手軽な"射的型"シューティング。2003年11月にドイツ語デモ版がリリースされており,マニュアルも含めちょっと難解かなということで紹介しなかったが,本日英語版が登場したので早速ご紹介。グラフィックスは2D,DirectX 8.1世代と,テクノロジこそ前世代のものだが,味のあるビジュアルでサクサクと小気味良く遊べるタイトルなので,仕事の合間に手軽に遊べるゲームを探していた人などは,ぜひチェックしていただきたい。
"射的型"と書いたように,本作では自分のキャラクターを操作することはできず,「バーチャコップ」のような強制スクロールで進行する。敵は(物理的に)薄っぺらい紙のような存在で,撃つとパタパタ倒れるといった具合。まさに温泉街の射的と同じプレイ感覚だ。
プレイ当初こそ"ホントに時間つぶしのC級作品"かと不安になったが,しばらく遊んでいると,本作には特殊なモードがいくつか収録されていることが判明してきた。
基本はデフォルトの装備であるハンドガンColt(そのほか,マシンガンやショットガンがある)で敵を撃つだけで,スコアも4000〜7000あたりをいったりきたりだが,敵の倒し方やその速度に応じたボーナスを獲得していくと,一挙に数万点オーダーまで上り詰められるようになっているのだ。
特殊モードは,プレイ中に画面外から飛び出してくるスペシャルターゲットを撃ち落とすことで開始する。用意されているのは,1対1,弾丸一発だけで敵と戦う「Duel」,倒れない敵にひたすら弾を撃ち込む「Hit Em Hard」,同時に起き上がる複数のターゲットの中から一つだけ存在する敵を狙い撃つ「Sniper Time」など,計5種類。このスペシャルレベルへの移動はランダムに決定されるので,高いスコアを叩き出すには多少運の要素もある。ただこのフィーチャーが,退屈なシューティングにアクセントを加え,パッと見のビジュアルからは想像できないほど熱中できるゲームにしているのだ。
本デモ版には,製品版の初期ステージ「Spook House」(いわゆる"お化け屋敷")が楽しめる。難度はEasyからCrazyまでの四段階から選択可能なので,自分のレベルに合わせて遊んでみるといいだろう。(Gueed)
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