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 システムソフト・アルファーの「三国志英雄伝」は，三国志をテーマにしたターン制のストラテジーゲーム。まず目立つのが，多くの三国志タイトルが劉備を主人公にした物語性の強い「三国志演義」をベースにしている中，本作は歴史よりの「正史」をベースしている点だろう。よって武将の能力は歴史的な側面から決定されているようだ。演義とどう違うのか？ 正史と演義の差を比べてみるのも面白そうだ。
ゲームは四季ごとに命令を下すタイプとなっている。一つの季節は「更新」→「軍備」→「政治」→「戦略」の四つのフェーズで構成されているので，今自分は何をすべきか？ が非常に分かりやすいシステムだ。
メインとなる戦争は，野戦と攻城戦の二つのパートで構成されている。防衛側は野戦で負けても攻城戦に移行できることから，やや防衛側に有利なシステムといえるだろう。武将に応じて計略が使えたり，武将同士の一騎討ちなどもあるので，これらを上手に生かして戦うことが秘訣。戦況が悪くても一騎討ちで武将を討ち取ってしまえば，一発逆転となる。
体験版では「三国鼎立」の曹操勢力のみプレイ可能となっている。セーブやロードはできず，プレイも春夏秋の3ターンのみとなっている。一騎討ちについても一部演出がカットされているようだ。なお体験版なのでオープニングやエンディングもないが，オープニングについては当サイトの「こちら」にUpしてあるので，併せてダウンロードしてほしい。（Murayama）
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