リアルタイム版大戦略パーフェクト1.0
(システムソフト・アルファー)

 2004年2月27日に発売が予定されている「リアルタイム版大戦略パーフェクト1.0」は,2003年3月に発売になった「大戦略パーフェクト1.0」をベースに,リアルタイム制を導入したタイトルだ。とはいっても単にリアルタイム化しただけではなく,データ面の充実や新機能の搭載が施されているとのこと。ここでは,前作ともいえる「大戦略パーフェクト1.0」との比較を交えながら紹介しよう。

 本作は国家間の戦いを描いたストラテジーゲーム。勝利条件は,敵国の首都/主要都市(勝利ラベルの貼られた都市)を陥落するか敵兵力の全滅,というお約束の単純明快なものだ。しかし,そのためには補給戦の確保,防衛ラインの構築,適した兵器や兵員の動員など,プレイヤーがやらねばならないことは多い。本作で戦場として選べるマップはシリーズ定番のものを含めた60枚で,新機能としてマップに初期部隊を配置することが可能だ。登場する兵器は前作から100種類追加となり合計800種類となっただけではなく,兵器アイコンもリファイン(リファインされた画像は「こちら」※開発中のため一部旧作)。さらに生産タイプは日本,アメリカ,ロシア,ドイツ,イギリス,フランス,イタリア,スウェーデン,イスラエル,インド,中国,韓国,オーストラリア,南アフリカ,イラク,北朝鮮に加え,スペイン,トルコ,台湾,ヨルダン,シリア,イランが追加となり,合計22種類となっている。さらにエディット可能なので,プレイヤーの好みに応じて20種類までが追加可能だ。
 ほかにも新地形として「浅い海」が追加されていたり,「昼夜」と「補給線」(道路でつながっている建物でのみ生産/補充/補給が可能)の概念なども導入されている。またLAN対戦だけではなく無料のロビーサーバーも用意されるので,対戦相手を見つけるにもいいだろう。

 体験版ではオープニングやエンディングはなく,プレイできるマップは「Island Campaign」のみ。生産タイプは日本とロシアの2種類で,体験版に登場しない兵器については部隊詳細情報ダイアログ内に兵器グラフィックスが表示されない。ルールの変更はできても保存できない,BGMは1曲のみ,エディタは付属していない,ネットワーク対戦は不可などの制限はあるものの,本作のメインフィーチャーは楽しめるようになっている。なおオンラインヘルプ機能は製品版のままなので,体験版には一部当てはまらないので注意。(Murayama)

「通信対戦・体験版」 2004.3.30追記

 2004年3月30日付けで,マルチプレイ機能が追加された「通信対戦・体験版」が公開された。最大4人までのマルチプレイに対応するほか,シングル専用の体験版とは異なる新たなマップも用意。LAN,あるいはシステムソフト・アルファーが用意した専用のロビーサーバーを介して,存分にマルチプレイを楽しむことができる。このマルチプレイは,同じ体験版同士でしか遊ぶことができず,製品版との互換性はない。
 ちなみに追加されたマップは,「システムソフ島」という,4人対戦用の最小マップ。マップの四隅に各国の本拠地が設定してあるところが大きな特徴だ。マップ中央に配置された生産拠点をいかに奪い取るかが勝負の分かれ目。すぐに戦闘が勃発するようなマップ構成となっているので,とにかく先手先手で拠点を確保することが重要になりそうだ。

 最後に。本作のマルチプレイを遊ぶには(サーバーへ接続するには)グローバルIPが必要となるほか,「リアルタイム版大戦略パーフェクト1.0」で使用するポートを空けておく必要があるので注意。詳しくは公式サイト上の「こちら」を参照のこと。(TAITAI)

(C)2004 SystemSoft Alpha Corporation

 

キー操作

  • *操作はすべてマウスで行います
シングルプレイデモ     33MB
マルチプレイデモ    36.8MB

動作環境

対応OS:Windowos 98/Me/2000/XP
CPU:PentiumII/450MHz以上
メモリ:128MB以上
DirectX 9以降

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このページのScreenshotsは,すべてNVIDIAの「GeForce FX5700/FX5950」グラフィックスチップ搭載カードを使用して撮影したものです

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