PCMark04 build1.2.0 [ベンチマーク] (Futuremark)

 Futuremarkの「PCMark04」は,一般的なWindows利用条件下での2D描画性能やHDD速度などを測るベンチマークソフトだ。同社からは,3D描画性能を測るベンチマークソフトの「3DMark03」もリリースされているが,3DMarkがゲーム動作性能を測るものとすると,PCMarkはそれ以外の一般的なアプリケーションの動作性能を測るものといえば分かりやすいだろう。
 前バージョンの「PCMark2002」では通常版とPro版の2種類が存在したが,PCMark04では,「PCMark04 Pro」と「PCMark04 Business」の2種類がある。Business版は企業ユースを目的としたもので,一般ユーザーが使う必要はないだろう。
 PCMark04では,Webブラウザのパフォーマンス,WMVとDivXの動画に関する圧縮速度,簡単な3D描画などをテストし,その結果をスコアとして表示する。スコアは高いほどパフォーマンスがよいということになる。

 使い方は簡単で,起動後にウィンドウの中央下にある"Run PCMark"ボタンを押すだけ。これでベンチマーク計測が開始される。ただし,WMVのパフォーマンス計測にはWindows Media Encoder9が必要だ。インストールされていない人は,「こちら」からダウンロードしておこう。
 また,PCMark04は無料でダウンロードできるが,テスト項目に機能制限がかけられていてSystem Testのみ計測が可能だ。これを解除するにはレジストレーション(登録)が必要で,その登録料は14.95ドル。機能制限を外すと,テスト項目の細かい設定や結果の表出力などの機能が使えるようになる。
 以前PCMarkを使っていた人のためにBuild1.0.0とBuild1.1.0からBuild1.2.0にするパッチファイルもありますので,該当者は「こちら」からどうぞ(2.76MB)。参考までに,テストマシンの結果を記しておこう。(Seal)

 ■Athlon2800+,メモリ1GB,GeForceFX 5200(Detonator52.16),DirectX 9.0b
 PCMarkスコア 3329

2004年5月6日追記

Build1.2.0での変更点
  • AMD Athlon64 FX-53プロセッサでの文法チェックテストを修正
  • SystemInfoをアップデート
  • DiVXエンコードテストの修正
  • ダイアログで,レジストレーションとプロダクトバージョンが参照可能
  • その他のバグの修正

    Copyright (C) 2005 Futuremark Corporation

     

  • 用意されているテスト項目

    • System Test
    • CPU Test
    • Memory Test
    • Graphics Test
    • HDD Test
    • Custom Test

    ダウンロード
    build1.3.0本体  35.3MB


    マニュアル(PDF:英語)は「こちら」


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