サイバーフロントが2003年11月28日に発売する，「ノーワン リブス フォーエバー」（NOLF）外伝「コントラクト ジャック」の英語版シングルプレイデモ。マルチプレイデモに続いてのリリースとなった（マルチプレイデモの記事とダウンロードは「こちら」からどうぞ）。

　フリーの殺し屋ジャックは，ケイト・アーチャーの宿敵である悪の組織H.A.R.M.に雇われ，別の悪の組織デンジャー・デンジャーと戦うことになる。本デモ版では，そのへんの経緯がよく分かる二つのミッションを収録。
　CHAPTER 2.「Trial by Gunfire」は，H.A.R.M.の採用試験。まずはジャックの殺し屋としての腕前を試そうというわけだ。H.A.R.M.の哀れな戦闘員達を始末しつつ遺跡を駆け巡り，"FINISH"という横断幕のあるゴールを目指さねばならない。シリーズお馴染みの敵キャラクター"ボルコフ"が，いかにも悪の組織のボスらしいアナウンスでなかなか笑えるのだが，やることはかなりシビアな殺し合いなので注意。
　CHAPTER 4.「Danger! Danger!」は，さっそく敵組織デンジャー・デンジャーとの対決となる。戦闘も激しいが，進み方もあれこれ頭を使わねばならない。序盤のルートは→ クレーンを動かし道をあける，ドラム缶を爆破させて木の板を破壊，バケツを取る，引き返して宿舎の外の水道でバケツに水を汲む，消火する ←となっている（行き詰ったときだけ文字を反転させよう）。最後はC4爆弾を入手し，それで奥の……というわけだ。
　前作のような，物陰に一定時間隠れると完全に身を隠せたり，経験値を溜めてステータスを上げるといった要素はない。装備品もスパイガジェットはなく，登場するのは武器のみ。ひたすら撃って撃って撃たれて撃ってという内容だ。エンジンやシステムまわりは前作（NOLF2）と同じだが，ゲーム性はかなり違うようである。
　シリーズのファンなら，もちろん買わない手はない本作。まずはシングルとマルチデモを試して，殺し屋ジャックの戦い方を身につけておこう。（Kawamura）

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