8月7日(土)の発売を間近に控えて,システムソフト・アルファーのファンタジーストラテジー「マスターオブモンスターズ4 〜光と闇の争覇〜」の体験版が登場した。
MS-DOS版以来の長い歴史を持つヘックス/ターン制の作品であり,プレイヤーは「マスター」と呼ばれる召喚師となり,ドラゴンを始めとするモンスターを召喚して敵の召喚師と戦う。
歴代シリーズが備えていたキャンペーンモードに加えて,新たにシングルマップモードとネット対戦モードが設けられ,例えばキャンペーンモードで育てたマスター/モンスターをシングルマップモードで使う,といった遊び方が可能になった。
また,マスターの能力や性格を一からデザインできる「マスターエディタ」や,オリジナルのマップをデザインできる「マップエディタ」が付属し,自作のマップでネット対戦モードのプレイも可能だ。
プレイは,召喚師たる自分のキャラクターメイキングから始まる。キャラクターを選ぶことで属性を決め,レベルを設定する。そのレベルに従って与えられるポイントの範囲で,自分で敵を攻撃したり味方のユニットを回復したりするのに使う「大魔法」を選び,部隊の最大規模や新しい魔法の習得コストなど,プレイに大きく影響する10種類の技能にポイントを割り振る。
続いて配下のモンスターを選び,必要に応じてアイテムを持たせたり,進化させたりして部隊を編成する。モンスターには,攻撃方法や移動タイプ,現在の状態など19個のパラメータがあり,戦闘経験を積むにつれてレベルアップし,より強力なモンスターへの進化が可能になる。
戦場となるマップには,森や湿地,あるいは「ゲート」「クリスタル」といった地形が16種類あり,さらにヘックスごとに標高差がある。もちろん,ユニットの性格との組み合わせでそれぞれ進入時のコストや戦闘への影響が異なる。また,クリスタルは魔法に必要な「マナ」の供給源として重要な地形であり,ゲートは召喚師がモンスターを召喚するのに必須の地形となっている。
戦闘の最終目的は敵の撃滅だが,そのためにはゲートを確保しつつ,いかに多くのクリスタルを占領していけるかが焦点になる。
ユニット(召喚師/モンスター)の移動は「行動ポイント」(AP)で管理され,APが尽きるまで何度でも移動できる。それに対して攻撃は,移動時と異なる「攻撃AP」で管理されており,大半のユニットは1ターンに1回しか攻撃できない。
マスターが使う強力な魔法を活かしつつ,柔軟な移動ルールや,回復魔法による攻撃回数の変化などを勘案して戦うのが,ファンタジーストラテジーたるゆえんだろう。
体験版ではキャンペーンモードとネット対戦モード,マップエディタが搭載されていない。シングルマップモードでは2枚のマップがプレイでき,召喚師/モンスターの設定はあらかじめ用意された3タイプから選ぶ。召喚師のレベルは5〜30の間で設定可能だ。
プレイできるのは10ターンで,セーブ/ロードはできない。マスターエディタに関しては,レベル3の固定だがセーブでき,それをシングルマップで選択してプレイすることもできる。
さらに詳しいプレイ方法については,ダウンロードしたファイル(mm4_trial.exe)を展開し,MM4tr_manual.pdfを参照してほしい。基本的に製品版のマニュアルを抜粋したものであるため,関係のない記述も一部入ったままだが,プレイに必要な説明は掲載されている。
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