2004年4月27日ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下,ガンホー)は,同社三つめのアトラクションとなるオンライン格闘アクション「ゲットアンプド」の正式サービスを開始した。
本作は2002年に日本でサービスが行われていたが,その後人知れずフェードアウトしてお隣の韓国でそれなりの成功を収めたタイトル(オリジナル作品はすべてJavaでできていた)。文字通り逆輸入となる今回の日本国内での正式サービスは,クライアント無料ダウンロード+無料プレイ,そして課金はゲーム内キャラクターの装備/装飾用のアイテム購入分で行うというスタイルが採用されている。とはいえ,アイテムはゲーム内で稼げるゲームポイントでも取り引き可能なので,現時点ではすべての要素が無料で楽しめる。手軽にサクサク遊べるタイトルとして,ぜひ一度チェックしておこう。
ゲームの内容は「ダイナマイト刑事」や「ゴールデンアックス」(古いけど)ライクな斜め見下ろし視点のコミカルアクションだ。
プレイヤーは,格闘家/軍人/宇宙刑事など,武器の扱いや体術をそれぞれ得意とする全8種類の職業から一つを選択,キャラクタースキンを選択してオンライン上のライバル達と戦闘を行うことになる。
本作は画面インタフェースから実際のゲームプレイにいたるまで極めてコンシューマライクな作りになっていて,キャラクターアクションは弱/強攻撃とガード,そしてジャンプというシンプルな操作系を採用している。ただライトなプレイ感覚ながらも格闘アクションとしての練り込み度は高い。ガード中のカウンター攻撃やタイミングをとりながらの特殊攻撃などもキチンと実装していて,サービス初期の現時点でも玄人と素人の差がハッキリ出るほどゲームプレイはプレイヤースキルに依存している。ちなみに対戦中は敵の攻撃や爆発によってプレイヤーキャラクターの位置がめまぐるしく変化するため,カーソルキーでの通常操作は若干煩わしい。ここは素直にゲームパッドでプレイするべきだろう。
さてゲームプレイの良し悪しもさることながら,特筆すべきは本作の搭載するキャラクターエディット機能とアバターシステムだ。
本作のキャラクターエディットは,装備品の着用と,キャラクタースキンのカスタマイズの二段階で行う仕組み。とくにスキンエディットが秀逸で,髪型/顔/体のグラフィックスをポリゴン単位,またはテクスチャ単位までカスタマイズすることができる。先ほど少しプレイしてみたところ,すでに多くのプレイヤーがオリジナルスキンを利用していて,デフォルトで用意されたスキンバリエーションの少なさは完璧にカバーできているという印象を受けた。
なお現時点では実装されていないが,アイテムは,ゲーム内ポイント以外にもガンホーのアトラクション利用権と連携したショップポイントで購入できる予定。アバターシステム自体もキチンと実装されているので,あれやこれやと着せ替えをしながらショッピングすればそれだけでもかなり楽しめるハズ。アイテムの中には,購入の権利として「軍人で100ゲームプレイ」や「ノーベル早死賞」といった"クエスト"を要求するものもあったりと,プレイのモチベーションを保つ手法がそこかしこに散りばめられているのも好印象だ。
ゲームプレイはオンライン専用で,最大8人でのデスマッチとチームデスマッチ,また玉割り,サッカー,バスケットボールなどの対戦モードを搭載。最小動作環境はPentiumII/400MHzと極めて低いので,ロースペックデスクトップやノートPCのユーザーも問題なくプレイできるはずだ。(Gueed)
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