人気の選手達が実名のまま登場する，FIFAワールドカップ公認のサッカーゲーム「FIFA Soccer 2004」の体験版が登場した。
　本作は世界の350チーム，およそ1万人ものプロサッカー選手のデータを収録している。選手の容姿，挙動，能力などが実に忠実に再現されているのが特徴で，サッカーファンには堪らない内容だ。
　前作からの主なシステムの追加/変更点は，ゲームエンジンの調整，AIルーチンの改良，選手データベースの進化，天候変化システムの搭載など。AIルーチンの改良により，戦術や操作性などのバリエーションが増加しているのだ。操作方法のバリエーションも通常のサッカーゲームでは考えられないほどの種類があり，より奥深いサッカーが楽しめる。
　今回は「FIFA 2004 demo」と「FIFA 2004 USA demo」の2本を紹介する。「FIFA 2004 demo」では，世界的にも有名なイタリア・セリエAの2チーム"Juventus"と"AC Milan"が登場。「USA demo」のほうは，完全にアメリカファンのために用意されたバージョン。アメリカ・サッカーリーグに参戦しているプロサッカーチーム"Los Angeles Galaxy"と"San Jose Earthquakes"が収録されている。
　プレイヤーはどちらかのチームを選んで一試合（前半のみの45分）を楽しむことができる。前作の体験版で使用可能だったスペインリーグの"Real Madrid"と英国プレミアリーグの"Arsenal"から比べると若干物足りないかもしれないが，システム的な面やグラフィックスなどは十分実感できる内容だ。
　ちなみに，試合の審判は世界No.1審判員のコッリーナ氏。実物と見間違えるほどそっくりで，筆者はついワールドカップを思い出してしまったものだ。
　また，プレイヤーvs.コンピュータのほかに，コンピュータvs.コンピュータの観戦が可能となっている。スピーディで白熱したゲーム展開が見られるので，一度見てみるといいかも。（halen）

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