「Red Shark」（日本では「Hell Strike」のタイトルでカプコンから販売中）を開発した，ロシアのG5 Softwareが開発中のヘリシューティング「Fair Strike」。ゲームの内容/インタフェースなどが非常に類似しており，まさに続編といって差し支えない作品だ。
　前作は，ロシアの戦闘ヘリ"Ka-50"をタイムマシンで過去に送り込み，第二次世界大戦に参戦するというSF的ストーリーだったが，本作のテーマとなるのは（近未来の）現代戦。登場するヘリはロシア，アメリカ，ヨーロッパの"AH-64A Apache" "RAH-66 Comanche" "PAH-2 Tiger" "Ka-50 Hokum" "Ka-52 Alligator" "Ka-58 Black Ghost"の最新鋭ヘリ6機種。プレイヤーはその中からヘリを選んで，カリブ海，東ヨーロッパ，東南アジア，中東を舞台にテロリストの殲滅作戦に従事することとなる。
　戦車や対空自走砲しか登場しなかった前作とは打って変わって，本作では空母や駆逐艦から戦闘ヘリなど，現代兵器といわれるモノが多く登場，より激しさの増した戦いが繰り広げられる。
　また，グラフィックスクオリティも格段に向上している。太陽が水面上に映し出される様子や，砂浜に打ち寄せる波や船が移動したときの波模様などが美しく描かれ，兵器のモデリングもより詳細になりバリエーションも豊富になった。

　本体験版では二つのキャンペーンから"Invasion" "Seasonable Aid" "River Convoy"の3つのミッションを遊ぶことができ，新しく搭載されたマルチプレイヤーモードでは最大4人でのデスマッチモードがプレイ可能となっている。なお，搭乗可能なヘリは"AH-64A Apache"と"Ka-50 Hokum"。
　フライトシミュレータとアクションの要素満載な本作。操作が難しいということもないので誰でも簡単に馴染めることだろう。興味を持った人はぜひダウンロードを。（halen）

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