Empires:Dawn of the Modern World[英](Stainless Steel Studios)

 Stainless Steel Studiosが現在開発中のRTS「Empires:Dawn of the Modern World」のデモ版が登場した。同社が開発した「Empire Earth」(以下EE)は2001年"PC Game of The Year"を獲得した経歴をもつタイトルだが,本作はEEの後継作的な位置づけとなっている。グラフィックスエンジンはEEのものの改良版が採用されており,建物のディテールや海の波模様など,全体のグラフィックスが格段に向上。クオリティの高いゲームに仕上がっている。

 ゲームの進め方は「エイジ オブ エンパイア」シリーズなどと同様で,基本的に町の人を操作して資源(食料,木,金など)を集め,内政/軍事力を強化。のちに"戦闘"を行って敵国を制圧,もしくは降参させれば勝利となる。
 今回舞台となる時代背景は,中世〜第二次世界大戦時代(950年〜1950年)間。EEでは14の時代まで細かく分けられていたが,本作は中世,火薬,帝国,第一次世界大戦,第二次世界大戦,と五つの時代で構成されている。前作は時代があまりにも多すぎて,ユーザーは"ややこしい/めんどくさい/プレイ時間が長くなる"と少なからず感じていたことだろう。恐らく前作の反省を踏まえての決定か。
 国は"アメリカ" "イギリス" "フランス" "ドイツ" "ロシア" "中国" "韓国"などが用意されており,各国にはそれぞれ異なる特色/ユニット/テクノロジーが設けられている。例えばイギリスには,建物を建築するとき,町の人で一度建築命令さえ出してしまえば自動的に建物が完成する(ほかの国は,建築の際,完成まで町の人の力を必要とする)ボーナスがあるなど,国ごとの特徴を活かした戦術を考えていくことが,本作の醍醐味だといえる。

 デモ版にはシングル専用とシングル/マルチ兼用の2種類があり,それぞれのバージョンでプレイ可能なシナリオが異なる。シングル専用のほうでは4面/6面が,シングル/マルチ兼用バージョンでは2面が楽しめる。なお,シングル専用はデモ版ではシナリオしかできないので注意。コンピュータと遊びたい場合は,シングル/マルチ兼用のほうを選ばなくてはならない。

 RTSでは時代が進めば進むほど,ユニットが強力になり派手な戦闘が楽しめるものだが,本デモ版は,第二次世界大戦時代(1番最後の時代)でイギリス/ドイツ/アメリカの3か国から選んで遊べるようになっている。また,コンピュータのレベル設定が実に10段階(!)から選択できるので,慣れてきてもすぐには飽きないだろう。多少制限が多いものの,ゲーム自体の質,雰囲気は十分味わえれる。気になる人はダウンロードしてみよう。(Halen)

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キー操作

基本
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ゲームコマンド
・一時停止 Pauseキー
・ゲームメニュー F10/Escキー
・チャット Enterキー
・時間経過orフレームレートを表示 F11キー
・フレアを鳴らす Alt+Fキー
・過去のメッセージを見る PageUpキー

ショートカット
・待機中の(全て)のCitizenを選択する F2及びTabキー
・待機中の(全て)の軍事ユニットを選択する F3及び,(カンマ)
・ラストイベント Spaceバー
・Town Centerを選択 H
・Airportを選択 Ctrl+A
・Barracksを選択 Ctrl+B
・Docksを選択 Ctrl+D
・TankFactoryを選択 Ctrl+T
・Templeを選択 Ctrl+P
・ユニットのナンバリング ユニットを選択してCtrlキーを押しながら0〜9キー
・ナンバリングしたユニットを画面中央に表示 Alt+0〜9キー
・ユニットの削除 Deleteキー


※その他細かいホットキーは,オプションで画面で確認できます。

公式サイト
ダウンロード[シングル版]:255MB
ダウンロード[マルチ版]:274MB