Drake of the 99 Dragons（Majesco）

　三人称視点のカートゥーンタッチなガンシューティング「Drake of the 99 Dragons」の，プレイアブルデモが登場。本作についての詳細は，「こちら」の記事を参照してもらいたい。

　ドレイクという超人的な身体能力を持った主人公が，二丁拳銃とバレットタイムでとんでもないガンアクションを繰り広げる本作。コンセプトがすでに「Maxpayne」にも似ているし，オカルトが入っているあたりは「BloodRayne」にも似ているゲームだ。
　本作の特徴は，徹底したカートゥーン調のノリにある。擬音などが描き文字で表示されるといったお約束はともかく，注目点は銃の扱いだ。
　ドレイクは，懐からいくらでも銃を取り出せるという，密かにとんでもない特技を持っている。銃は何種類も登場し，いつでも持ち換えられるのだが，とにかく古い銃は投げ捨てるというのが大胆である。リロードも，手にしている銃を投げ捨てて懐から新しい銃を取り出す。ショットガンだろうがサブマシンガンだろうがグレネードランチャーだろうが，ポイポイ捨てて新しいのを出すのだ。

　また，今では定番となりつつある"バレットタイム"に加えて，時間がスローではなくストップする"フリーズタイム"というものもある。
　バレットタイムとフリーズタイムの制限時間は，画面右下の緑色のメーターで表示される（ちなみに数字は体力）。これを使い尽くしたらバレットタイムは使用できないが，敵を倒すと魂（？）が出現し，これを取ることで体力と緑色のメーターが回復する。
　ほかにも壁を駆け上ったり，横っ走りしたりといった体技も使える。とにかく，よっぽど映画「マトリックス」のアクションをゲームで再現したいんだなぁと思わずにはいられない。

　デモ版では，10分以内に囚われている男を救出するミッションがプレイできる。途中挿入されるムービーによって，男はどこかで，椅子に縛り付けられて監禁されているのが分かる。プレイヤーは基本的に，緑色の矢印が指し示すほうへ進めばいい。
　ビルから落ちても下からのビル風で助かったり（場所によるが），花火の棚に向かって発砲すると花火が暴発して部屋の敵を倒したりと，ステージ中の細かい仕掛けもなかなか侮れない。
　さまざまな銃の組み合わせを試してみたが，ダブルバレルのショットガン両手持ちというのが異様に強い。これとバレットタイムを組み合わせれば，ほとんどの敵が一撃だ。

　デモ版は，囚われの男がいる部屋に入ったあたりで終わる。正直，グラフィックスは美しいとはいえないし，オリジナリティについて追求されるとキツいものがある。が，なかなか手軽に遊べて，しかもこれはこれで意外と面白い。ぜひ，バレットタイムの上をいくフリーズタイムを試してもらいたい。（Kawamura）

Drake of the 99 Dragons, the Drake symbol, Freeze Motion and all character names and the distinctive likeness(es) thereof are trademarks of Idol FX AB 2002-2003. Licensed to and published by Majesco Sales, Inc. c 2003 Majesco Sales, Inc. All rights reserved. The ratings icon is a trademark of the Entertainment Software Association.

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