ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2003（セガ）
セガのベストセラータイピングソフト「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」（以下，ToD）に，2003年版が登場する。もともとゾンビと戦うガンアクションとしてアーケードに登場した「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」を，同社がタイピングソフト化。ホラー色を残しつつもユーモア溢れる作品に仕立て上げてしまった。PCソフトの勢力図を塗り替えたタイピングソフト群の中でも，とくに優れたゲーム性と学習能力を発揮した本作品は，10万本以上のセールスを記録し数々のソフトウェア賞を受賞した実力派である。
「ToD2003」は，収録されている出題ワードの約半数を時流に合わせて入れ替えたほか，多くの新要素を搭載した。とくに注目なのは，新たに追加されたいくつかの上級者向けモード。入力速度，正確性，反射神経をとことん鍛え抜くための3コースが用意された"マスターモード"と，実在する8人のToDマスターのタイピングスキルをCPUで再現し，彼らの神技に挑むことができる"VSエキスパートモード"。この二つの新モードで，超上級者を目指すための新たなスキルアップが可能な作りになっているのだ。もちろん従来のアーケードモード，オリジナルモード，ドリルモードなどはすべてそのまま収録している。また，要望の高かった高解像モードとWindowモードも使用可能だ。
今回紹介するデモ版では，本作品のメインである"アーケードモード"内のストーリーモードからチャプター1を収録。ストーリーに沿ってゾンビをタイピングで撃退していくモードだ。タイプに時間がかかるとゾンビが徐々に接近し，最後には攻撃を受けてプレイヤーのライフが一つ消失。ライフが全部なくなるとゲームオーバーになる。コンティニューは5回までできる模様だが，大抵の人なら使い果たすところまではいかないだろう。タイトルメニューのOptionsでローマ字入力とカナ入力を切り替えられるので，自分に合った入力方法で遊ぶといいだろう。タイピングゲームの面白さと，2003年版に収録された出題ワードをこれで知ることができるだろう。（Kawamura）
キー操作
※タイピングにはキーボードを使用します |
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