武田信玄（メディアクエスト）
「人は城，人は石垣，人は堀，情けは味方，仇は敵なり」など数々の名文句で知られる，"風林火山"の武田信玄。そんな戦国時代の名将を題材としたリアルタイムストラテジーゲームが，この「武田信玄」（原題：Takeda）である。
Takedaは戦国時代の"合戦"に焦点を合わせたタイトルで，比較的狭いマップ（戦場）の上を，槍隊や騎兵隊などが所狭しと暴れ回る。画面自体は比較的地味な印象かもしれないが，兵士達の"ときの声"や馬の蹄の音など，ことサウンド面に関してはかなりこだわりが感じられる作品に仕上がっている。
ゲームのコンセプトは，同じ戦国時代をテーマにして高い人気を誇る「Shogun Total War」に近いものがあるが，あちらはアクション的な要素を残したRTS系のゲームシステム/インタフェースを搭載しているのに対して，こちらは古典的なゲームシステム（ボードゲームに近いかもしれない）をリアルタイム化したような印象を受ける。
またこのタイトルの興味深い点は，「魚鱗の陣」などの陣形を，ほぼ歴史的な"資料そのまま"の形で表現（さすがに完全ではないが）しているところだろう。通常このような要素はある程度のデフォルメ化が図られるものだが，この作品では陣形の細かい配置までもがかなりのこだわりを持って再現されている。
この体験版では，「Historical Batlle」の中に用意されている一つの合戦を楽しむことができ，プレイヤーは武田信玄として軍勢を率い，宿敵・上杉謙信との戦いに挑む。歴史ファン，戦国ファンならばすぐにダウンロードしてみよう。なお，下のリンクからダウンロードすることのできるデモ版は日本語版となっているので，ぜひプレイしてみよう。
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