マイクロソフトが2002年末に満を持して発売するアーケードレースゲームが,「マイクロソフト ラリースポーツ チャレンジ」だ。
この体験版でプレイヤーが運転できるマシンは Ford Focus Cosworth,Mitsubishi Lancer Evolution VI,Peugeot
206,Subaru Impreza WRXの4車種で,走ることのできるコースは,タイムアタックモードの Safari SS-1,Pacific SS-1の2コースと,ライバル車の登場するシングルレースモードの
North Hill Circuit,Lakepoint Ringの2コース(計4コース)となっている。なお,ゲームプレイを選択すると,マシンとコースがランダムに自動選択され,自由に組み合わせることができないようになっている。毎回ゲームをスタートするたびに新鮮な気持ちでプレイすることができるものの,自分の好きなマシンで走りたいという人には不満の残るところかもしれない。
グラフィックスは非常に美しい。ボディへの風景の映り込み,コース脇の草の一本まで細かく描かれた風景などを,ぜひ見てもらいたいが,このグラフィックスクオリティを堪能するには,やはり最低でもGeForce4
MXクラスのビデオカードが欲しいところだ。また,デフォルトではグラフィックスの美しさが最低レベルになっているが,これを最高レベルでプレイするには,GeForce4に加え,Pentium4クラスのCPUがないと厳しいだろう。実際,この原稿を書くため使ったCeleron
800MHz+GeForce 4 MX420マシンでは,最高レベルのグラフィックスで解像度1024×768ドットに設定したところ,"楽しくゲームをプレイする"にはいたらなかったことを付け加えておく。
なお,グラフィックスレベルの設定状況によっては,体験版の動作が非常に不安定になる場合がある。そのようなときにはReadmeファイルにも記載されているように,ビデオカードドライバを最新のものに更新してみよう。(Asakura)
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