Operation Blockade（Infogrames）

　本作は，第二次世界大戦を舞台に迫り来る敵をひたすら薙ぎ倒す，海外ゲームならではの爽快なシューティングタイトル。プレイヤーは，360度回転する銃座から機関砲や手榴弾などの武器を用いて，ドイツ軍をメインとした枢軸軍の戦闘機，貨物船，上陸してくる歩兵などと戦闘を繰り広げることになる。ジャンル分類しづらいタイトルに見えなくもないが，冷静に考えると，「これぞまさにシューティング」ともいえる，シンプルかつ熱中度の高いゲーム性を持ったタイトルだ。

　シングルプレイヤーモードを起動すると，ユーザー名の登録と（スコア登録機能を持っているため）難易度の選択を行い，いざ戦場へ。基本的な操作は，武器の選択と使用のみと至ってシンプルなもので，画面のインタフェースも，それぞれの武器の残り段数とプレイヤーのHealthが表示されているだけ。
　海岸線の銃座に問答無用で座らされる無防備なプレイヤーには，空からは戦闘機，地上からは上陸した敵歩兵の銃弾，ロケット弾，手榴弾が雨あられと降り注がれる。歩兵に対しては機関銃や手榴弾を，戦闘機や貨物船などの大型兵器に対してはガトリングなどの凶悪な銃器で対抗するわけだ。ゲーム開始から終了まで"撃つ"ことにみに終始するので，手榴弾や弾装はすぐに底を尽いてしまうが，たまに視界を横切る貨物船を破壊することで，ライフ共々補給される仕組みになっている。

　やたらと美しい画面が目を引くゲームだが，戦闘機や武器のモデリングもキッチリと作り込まれている。ミッションによって朝/夕/夜のステージが用意されており，沈み行く夕日や海上にぽっかりと浮かび上がる月などは，一見の価値アリ。ド派手なパーティクル処理を伴って爆破する敵兵器や，ワラワラと上陸してくる米ツブ大の敵兵士をプチプチと薙ぎ倒す感覚は，ストレス解消にもうってつけだ。

　デモ版には，"September，1941"と題されたシングルプレイミッションと，InternetやLANに対応したマルチプレイモードが収録されている（LAN対戦の場合は，IPXプロトコルが必要）。軽視されがちなジャンルかもしれないが，いざプレイしてみると，時間を忘れて撃ちまくってしまう，ある種の中毒性をもったタイトルだ。低い解像度なら，ノートPCでもバッチリ動作するので，気軽に試してみるといいだろう。

キー操作

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http://www.us.infogrames.com/games/operationblockade_pc_action/

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http://file.4gamer.net/old/files/demo/OperationBlockadeDemo5-15.exe