IGI2：Covert Strike（Codemasters）
シングルプレイ専用デモ
「IGI2：Covert Strike」（以下，IGI2）は，"リアル系の極み"といわんばかりのストイックな隠密行動を要求されるFPS。2003年3月4日の欧米での発売に合わせて，シングルプレイデモ版の第二弾が登場した（ちなみに，過去にリリースされたマルチプレイ専用デモ版は「こちら」，シングルプレイデモ版の第一弾は「こちら」からどうぞ）。
本作は，元SAS（英国陸軍特殊空挺部隊）の工作員David Jones（コードネーム：I'm Going In）が活躍する，特殊部隊のゲリラ戦を題材にした作品。谷間の工場地帯が舞台のシングルデモ第一弾とは打って変わって，今回は雪に覆われた山岳地帯が舞台だ。
元々隠密要素の強い本作だが，今回のデモ版はその真骨頂を発揮しているといっていいだろう。頭の良いAIや，防弾処理が施され破壊不可能となった監視センサーなどが相まって，極端にゲームの難度が高くなっているのだ。
ゲーム前半は，視界の開けた雪原地帯が舞台となる。プレイヤーはゲームスタート直後，真っ白な雪原にポイッと放り出される。いきなり方向感覚を失う人も多いと思うが，そんな場合は，IGI2の特徴ともいえるGPS内蔵の携帯端末「IGI H.Q」で自分の位置，そして目的地を確認しよう。この端末は，マップ表示機能（マウスホイールで拡大/縮小が可能）やオブジェクティブ確認機能，ゲームのセーブ＆ロード機能などを詰め込んだスグレモノ。前回のシングルデモ版同様，セーブするごとにバッテリーを消費する仕組みになっている。
主人公のデフォルトの装備は，前述の携帯端末のほか，ライフル「MP5A3」とサプレッサ付きピストル「G−17」，そしてナイフだ。ちと心もとないが，実際は，倒した敵から奪うスナイパーライフルを多用することになるだろう。遠い斜面から用心深く索敵しながら駆け下りてくる敵や，見張り小屋のベランダでウロウロと歩き回るスナイパーなどを狙い撃ちにするのだ。ちょっとしたコツだが，本作でスナイパーライフルを使用する場合，キャラクターが直立した状態だとレティクルが拡大しまう。スナイプは，しゃがみや匍匐状態で行うと精度が高まるぞ。
ゲーム後半は，敵の本拠地となる建物へ侵入し，"機密文書を盗む"，"セキュリティシステムを混乱させる"などのオブジェクティブをこなしていく。侵入経路はIGI H.Qで確認できる建物の番号を頼りにするといいだろう。前述したが，本作の敵AIはかなり手強く，かなり遠い位置から正確無比な射撃をしてくるし，絶妙のタイミングで手榴弾を投げ込んでくる。「いかにして，敵に発見されずに潜入するか」を念頭においてプレイする必要があるのだ。
本デモ版では，五つのオブジェクティブで構成された1ミッションが楽しめる。ゲームが進むにつれて晴天から吹雪へと移り変わる様子や，遠方の雪景色などのグラフィックスを楽しみながらプレイしていただきたい。新雪を踏みしめる音や主人公の息遣いなど，"音"にもこだわった作品なので，雰囲気を重視するFPSプレイヤーにもお勧めだ。（Gueed）
All rights reserved. "Codemasters"（R） is a registered trademark owned by Codemasters. "Covert Strike"? and "GENIUS AT PLAY"? are trademarks of Codemasters. “IGI” is a trademark of Innerloop Studios. Developed by Innerloop Studios. Published by Codemasters. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners.
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http://www.codemasters.com/redirect/redirect.php?url=/igi2/usa/front.htm
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