GEARS WAR 日本語版(サン電子)

 本作は,サン電子から2002年2月15日にリリースが予定されている(価格:6800円),韓国のソフトハウスJoyOnが開発したアクションシューティング。SFの世界観をバックに,さまざまなロボットを操って死闘を繰り広げる,どちらかというとマルチプレイ対戦指向のゲームだ。

 時は2223年。自然環境の破壊で荒廃した地球では,平和な植民地(Peace Colony)に暮らす人々と,その外側の荒廃したエリア(Ruined Areas)に暮らす人々との間に,文化的相違が発生。そのPeace Colonyを統括する政府(UPC)と,Ruined Areasにあたる三つのエリアの間で繰り広げられる抗争が,本作のシナリオになっている。
 Fallen Wing(落ちた翼)と名づけられたUPCに反発する組織は,"GEARS"と呼ばれるロボット兵器を開発。プレイヤーはそのGEARSのパイロットとなってUPCと戦い,また荒廃したエリアすべてを統合するのが使命だ。

 操作感はオーソドックスなFPSタイプ(3人称視点)で,左手でキーボード,右手にマウスというもの。"ロボットもの"特有のブーストを利用したダッシュや,ジャンプ(およびジャンプ中の移動)が非常にスムーズかつハイスピードに展開できて気持ちがイイ。17種類におよぶオプションパーツの組み合わせで,強力な特殊効果が発揮でき,単にアクションを楽しむだけでなく自分のプレイスタイルに合わせた武器を選択するという楽しみもある。
 韓国発のソフト全般に感じることかもしれないが,割とコンシューマライク(シンプルなシステム)なカチッとした作りで,非常に安心感があるように思える。未来感(?)を前面に押し出した,武器使用時の美しいエフェクトも一見の価値があるだろう。

 前述の通り,本デモ版はマルチプレイでの対戦をメインに据えているようで,シングルプレイではチュートリアル的なミッションが用意されている程度。とはいえ,もともとシンプルなキー操作なので,このチュートリアルもいらないくらい。もちろん製品版では,シナリオに沿った12のステージ構成のシングルミッションが用意されていて,組織間の抗争を描いた凝ったシナリオが楽しめるようだ。
 最大8名まで対応したマルチプレイは,多人数が参加してもレスポンスがよく大変スピーディーに展開できて,"GEARS"との一体感もまずまず。より白熱した対戦プレイを演出してくれるに違いない。

(c) 2002 JOYON ENTERTAINMENT Co., Ltd.Developed by JOYON ENTERTAINMENT CO.,LTD.,GEARS,Joyon and the Joyon logo are trademarks of JOYON ENTERTAINMENT Co., Ltd All other trademarks and names are the properties of their respective owners. All Rights Reserved.Distributed under license by JOYON ENTERTAINMENT CO.,LTD. (c)2002 SUNSOFT

キー操作

  • ゲームメニュー Escキー

  • 前進/後退 W/S

  • 左右並行移動 A/D

  • ジャンプ マウス右クリック

  • ダッシュ Spaceバー

  • 左右視点変更 テンキーの4/6

  • 上下視点変更 テンキーの8/2

  • 既定視点へ変更 テンキーの5

  • 攻撃 マウス左クリック

  • 武器変更 3

  • 左右手装備オプション使用 Q/E

  • スコア表示 Tabキー

OFFICIAL SITE

http://gearswar.com/

78.4MB

DOWNLOAD

http://file.4gamer.net/old/files/demo/GEARSWARDEMO.exe