サイバーフロントから発売中の本作は,第二次世界大戦中の米特殊部隊の戦いを描いたミリタリーアクション。"第二次"といえば,最近ではエレクトロニック・アーツ・スクウェアのMoHAAなどを連想する人も多いだろう。ゲームの世界観や雰囲気は確かに酷似しているが,チーム指揮項目が多岐に渡っていたり,戦車やバイク,Uボートなどを操作できたりもする。ある意味RainbowSixやOFPを含めた"ミリタリーアクション"モノのいいとこ取りを試みた作品ともいえるだろう。また,近頃めったにお目にかからないが,"シングルプレイ専用"にこだわっている点も興味深い。
プレイヤーは,ミッションブリーフィング,ミッション参加メンバーの選出,参加メンバーの武器選択を行い独軍に挑むことになる。あらかじめ用意された12人の兵士は個々にパラメータを持っており,スナイプ能力や小/重火気の扱い能力など,得意な分野がマチマチ。ミッションに合せたメンバー選出が攻略のポイントとなるだろう。
難易度選択はできるが,視覚と聴覚を使って索敵するAIはかなり手応えアリ。チームメンバーに的確な指示を出しつつ,イキをころして行軍する様子は実戦さながらだ。
3Dオブジェクトはほかのタイトルと比較して遜色がない程度だが,背景の自然描写はピカイチ。特にグラフィックスにこだわった作品であることも分かる。
デモ版では,製品版のミッション1が楽しめる。武器類はサブマシンガンから手榴弾,戦車砲まで制限なく使うことができるぞ。
FPSゲームの常識になっているW/A/S/Dの移動キーがデフォルトでマップされてないなどインタフェースの違いに戸惑うこともあるが,慣れれば問題ナシ。FPSゲーマーであれば,ほかのタイトルとの違いを感じつつ楽めるだろう。
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