本作は,タイヤを18個履いた大陸横断用トラックのドライバー,通称「18Wheel-Trucker」となり,さまざまな資材を積んでアメリカ大陸を駆け巡るドライブゲーム。
原題は「18 Wheels of Steel:Across Americao」で,現在マイクロマウスより「ハードトラック2 アメリカ横断」(以下,ハードトラック2)という身もフタもないタイトルで,日本語マニュアル付き英語版が発売中だ。
ハードトラック2は,元々THQのValueソフト専門のブランド「Valu Soft」が扱う廉価ソフト。
本デモ版も,同シリーズ特有の販売モデルに従い,基本的にはフルバージョンで配布,1時間の制限時間内ならゲームのすべての機能が遊べて,気に入ったらそのままオンラインで決済をしてゲームを続行できるという仕組みになっている。
ゲームを始めると,まずは自らのトラックに積むべきトレイラーと,仕事を探すことになる。
これはマップに表示される運送会社から好きなところを選んで移動し,駐車場に陳列(?)されているトレイラーを選ぶことで,仕事も同時に決定される。トレイラーの上部に,目的地や報酬などが表示されているので,最初は近い場所を選ぶといいだろう。
仕事が決まって道路に出て,内輪差に苦しみながら市街地を抜けてしまえば,あとはひたすらハイウェイを流すだけ。ジュークボックスも用意されていることだし,お気に入りの曲を聴きながらひたすら目的地を目指すわけだ。また走行中には,仲間のトラッカーからしょっちゅう無線が入るので,ボイスコマンドを切り替えて天気の話なんかをしながら進むといいだろう。
さてのんびり風景を見ながら,そしてアメリカの地理なんかも覚えながら,えっちらおっちらドライブするのも面白いが,やはりここは"マイクロマウス製品"だということを意識して(?)クライムプレイに走ってみよう。
とくに市街地での暴走が面白い。プレイヤーの駆るトラックは乗用車から見たらまぎれもなく"モンスターマシン"といえるので,たとえ正面衝突でも押しでは絶対に負けない。リムジンなどを見かけたら,ガンガン幅寄せして煙を吹くまでいじめてやるといいだろう。
ただし,延々と酔狂な運転をしていると,パトカーがサイレンを鳴らして駆けつけ,切符を切れられるので注意すること。また衝突によりトラックはダメージを蓄積していくので,定期的にガソリンスタンドでの修理が必要だ。
昨今では高品質な公道ドライブゲームをよく見かけるが,本作はその中でもかなり異質。製品版では全米48州にまたがるハイウェイを,30種類以上用意された荷を積んで運びまくることができるので,気になる人はぜひチェックしてみるべし。(Gueed)
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