人気MMORPG「ラグナロクオンライン」（以下，RO）を運営中のガンホー・オンライン・エンターテインメントは，ROの「プロンテラ城」をモチーフにしたブースで，ステージ中心の出展を行っていた。恒例の「じゃんけんポリン大会」を始め，ダンスショウ，コスプレ撮影会に"ラグナロ娘"によるトークなどのイベントがてんこ盛りで，ROファンを大いに楽しませた。
　「Project A3」や「TANTRA」などの気になる新作タイトルは，映像出展がメイン（しかもこの映像，すべて「ここ」でUp＆紹介したものだ）で，プレイアブルで展示されていたのは「ゲットアンプド」のみ。「こちら」でお伝えした以上の情報は得られなかったので，各タイトルの紹介は割愛。ROのEpisode3.0の情報をお伝えしよう。（Ryuzen）

■Episode3.0は10月7日からスタート
　「ラグナロクオンライン ニューインフォメーションリリース」と題されたステージでは，ROの次期大型アップデートとなる「Episode3.0 Labyrinth of Lost Memories」の全容が発表された。発表を行ったのは，同社テクニカルサービス部ゼネラルマネージャーの堀誠一氏だ。
　このEpisode3.0は，新マップの追加（3種）と新二次職の追加（6職業）を柱とするアップデートで，2003年10月7日からスタートする。
　マップに関しては，まず10月7日に，天空の都市「ジュノー」が追加。その後，異国の地「天津（Amatsu）」が加わり，さらにもう一つ新マップが登場するという流れだ。堀氏の話によれば，第三のマップについては12月に公式発表を行うとのこと。
　新二次職に関しては，10月7日に一気に追加される予定となっており，これによって計六つの二次職業が新たに登場することになる。ちなみに最終日のステージでは，堀氏の実況のもと，新二次職のキャラクターを使ったデモも行われた。使われていたのは，クルセイダー，モンク，バード，ダンサー。ステージ上の大画面にはスキルを使っている様子が映し出され，ROファンの注目を集めていた。
　そのほか「新モンスターの追加」「奇抜なアイテムの追加」「カードの効果の大幅な変更」「ペットウィンドウ表示のイラスト化」「ポータルメモが街周辺以外では使用不可になる」といったアップデートも行われるとのことだ（ポータルメモについては賛否が分かれそう？）。

■Episode3.0とその後
　さらにステージ後半では，「Episode3.0とその後」という形で，今後導入予定の新要素について少しだけ堀氏が語ってくれたのでサクっと紹介しておこう。

・「クエストシステムの実装」
　以前から噂のあったクエストシステムの実装が決定した。公開されていたイメージ写真から推察すると，一般的なクエストシステムとなるようだ。Alt＋Qキーで，専用のクエストウインドウに簡単にアクセスできるようになる。

・「NPCのイメージ表示の追加」
　イメージイラストが表示されるNPCを大幅に増やす予定。ちなみに発表会では，「衛兵のNPCが実は女の子だった」みたいなサンプル写真も公開され，場を盛り上げていた。

・「カードエディション機能の実装」
　一般公募したカードのイラストをセットとしてまとめた「新エディション」を作成。これをダウンロードという形でプレイヤーに提供。プレイヤーは，好みの絵柄のエディションに切り替えて楽しめるというシステム。スキン機能の発展形という感じだ。

・「転生システムの導入」
　最終日にだけ公に語られた隠し情報。とことんまで成長させたキャラクターが生まれ変われる（レベル1に戻る）という，新システム。具体的なメリットについては検討段階とのことだが，称号の変化や服の色の変化などが含まれるようだ。ヤリコミ派の人には，かなり興味深そうなシステムとなりそう。

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