[TGS2003 #07]あの「ソニックアドベンチャーDX」がPCに移植! - 2003/09/27 03:28


 ソニックアドベンチャーは,1998年にドリームキャスト用タイトルとしてリリースされたハイスピード3Dアクションゲーム。その5年後の2003年6月には,ゲームキューブ用としてアクション性とシナリオを大幅にアップさせた「ソニックアドベンチャーDX」がリリースされた。
 そのPC版への移植が着々と進んでいる。TGS2003では,セガのブースではなくATIテクノロジーズ ジャパンブースにプレイアブルデモ機がひっそりと置かれていたが,その完成度(移植度)は結構進んでいるようで,ソニックシリーズのウリの一つであるハイスピードさは健在だった。ただし,ATIテクノロジーズ ジャパンブースということもあり,デモ機のスペックは結構高いもの。スペックの詳細は聞くことが出来なかったが,RADEON9800シリーズにPentium4という組み合わせらしい。
 またPC版のフルスクリーンモードでは,640×480ピクセルの通常モードから1280×1024ピクセルの高解像度まで対応する。ウインドウモードでは最高解像度が1024×768ピクセルまでとなっているが,さらなるハイスペックが要求されるかもしれない。

 ちょっとソニックアドベンチャーDXのゲームシステムを紹介しておこう。
 ソニックアドベンチャーDXは,シリーズの特徴である「リング」を集めるアクションステージのほかに,クエストのクリアなどでストーリーが展開していくアドベンチャーステージの二つに分けられる。
 操作できるキャラクターは,主人公の「ソニック」のほかに,「テイルズ」「ナックルズ」「エミー」「ビッグ」「E-102」の計6キャラクター。キャラクターごとに異なる能力を持っているだけでなく,それぞれ違ったストーリーが用意されているのも魅力だ。
 ほかにも,フィールド内に隠されているミッションを探し出してクリアしていく"ミッションモード"も,ゲームキューブ版からしっかりと移植される。ミッションモードは,さまざまな場所でいろいろなアクションをしてみるという発想が必要なほか,テクニカルな操作が必要な場面が多くなっている上級者向けのモードだ。
 ゲームキューブ版でのプチゲームコレクションも,これまたしっかりと移植される。これは,ゲーム内でミッションモードのクリア数など,ある条件を満たすと出現するもので,ゲームギアでリリースされた12タイトルのソニックシリーズが遊べるというものだ。なつかしさのあまり,こちらを目当てで購入する人もいそうな気も……。
 発売は2003年冬で,価格は未定。スペックが高いデモ機だったため,最低動作環境も高いのではないかという懸念はあるが,現在での予定では,PentiumIII/800MHz,メモリ128MB以上,VRAM16MB以上の3D対応ボードとなっている。(Seal)


友達にメールで教えよう!
←Back to Daily News
←Back to News Archive