海戦アクションゲーム「鋼鉄の咆哮2」の拡張キット発売決定 - 2003/09/05 16:50

 コーエーは,海戦アクションゲーム「鋼鉄の咆哮2 〜ウォーシップコマンダー〜」の拡張キットである「鋼鉄の咆哮2 〜ウォーシップコマンダー〜 エクストラキット」(4800円)と,本体とセットになった「鋼鉄の咆哮2 〜ウォーシップコマンダー〜 プレミアムパック」(1万1800円)2003年10月17日に発売すると発表した。

 面白いのが,エクストラキットは"拡張キット"であるにも関わらず,本体ソフトの基本システムを搭載しているため,単体でも遊べるようになっていること。約1年前に発売された本体ソフトが9800円だったことを考えると,その半分以下の価格で,鋼鉄シリーズの海戦アクションを楽しめるわけである。
 もちろん,基本機能だけが切り出されて安くなっただけならただの"廉価版"だが,エクストラキットだけあってオマケ要素も用意されている。
 例えば鋼鉄の咆哮2のウリの一つに,860種類以上用意されたパーツを組み合わせて,オリジナルの戦艦を設計できるという機能があったが,エクストラキットではさらに設計パーツが約200種類,生産可能なパーツが約50種類,さらに船体も多数追加されているのだ。またパーツを組み合わせて完成した戦艦を評価するメッセージが表示される,"設計評価システム"が新しく搭載された。
 マップも増えており,ゲームクリア後に追加される分も含めて,計52面追加されている。「防衛ミッション」「回収ミッション」など,これまでになかった作戦目標も追加されているようだ。

 さて,これまで書いたのは,あくまでエクストラキット単体でも楽しめる要素。拡張キットなんだから,本体ソフトと組み合わせて使ってこそ,その本領を発揮するのだ。ここからは,本体ソフトを持っている人に対する追加機能を紹介しよう。
 本体ソフトにエクストラキットを導入することで,"サバイバルモード"が追加される。これは,補給や改修といった作業を抜かして,ひたすら"戦闘パート"を攻略し続ける,まさにサバイバルなモード。新しく設計した戦艦の"使い勝手"を調べたり,単にスカッとしたいときに遊んだりするといいだろう。また,なにやら特殊な艦船を使用できる,いわゆる"隠しモード"も存在するようだ。
 もう一つ嬉しい新機能があって,なんとメインの戦艦に従属させる戦艦の設計も可能になったのだ。プレイヤーが設計し育てた戦艦を従属艦にできるので,これまで以上に激しいバトルが可能になるだろう。
 さらに,技術レベルの上限が上がっている模様。各種パーツが多数追加されていることも合わせて考えれば,これまで戦艦の設計をやり込んできた人も,また新たな気分で,設計を楽しむことができるはずだ。

 さて。本体ソフトを持っていて,かつ楽しめた人は,迷うことはない。エクストラキットを買うべきだ。問題は,現時点で本体ソフトを持っていないけど,興味があるという人。最初から1万1800円のプレミアムパックを買うべきか,それともいったん4800円でエクストラキットを買って,気に入れば9800円で本体ソフトも買うべきか……なんとも難しい問題である。
 そうそう,このあとであらためてNewsにするが,シリーズ1作め「鋼鉄の咆哮 〜ウォーシップコマンダー〜」が,10月3日3800円で再発売される予定。こちらを試すのも手だろう。
 まぁ結論は自分で出していただきたいが,forGamerの「ここ」に本体ソフトのレビュー記事を掲載しているので,参考にしてはいかがだろうか。(Iwahama)

→本体ソフト「鋼鉄の咆哮2 〜ウォーシップコマンダー〜」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」

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